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理科ハウスの周辺で起こるさまざまなできごとを、このページに記しています。最新版はこちら

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2016年12月23日(金・祝) (NO.714)

ろうそくの科学 フルバージョン!

今年もまた、恒例のクリスマスレクチャー「ろうそくの科学」の日がやってきました。

理科ハウスがあふれるほど、たくさんの方にお集まりいただきました。

ろうそくの科学は、イギリスの科学者、マイケル・ファラデーによってクリスマス前後の6日間に渡って行われた有名な実験です。

これまではその一部を取り上げて実演していたのですが、今回はなんと実験を増やし2時間かけてフルバージョンで行いました。

もちろん、山浦ひとりではとうてい無理~。

そこで、ご近所にお住まいの中学理科の仲井間先生に、特別出演してもらいました!

なんてぜいたくなジッケンショーなのでしょう。

1本のろうそくに火をつけるところから始まるショーですが、

「なぜこんなふうになるのでしょう」「みなさんはどう思いますか?」と問いかけていきます。

当たり前と思える現象ほど、説明が難しいものはありません。

中学生も小学生もそして大人も、みんな一緒にその理由を考えながら、実験は進みます。



メインイベントは、仲井間先生の混合気体の爆発実験です。

N先生の慎重な手つきに、みんなの目が釘づけになります。

どっか~ん!と予想以上の大音量に、みんな思わずのけぞってビックリ!

最後は、この日のために用意した特別のろうそくに火をつけます。

ナンキンハゼの実から抽出したロウでつくった手作りろうそくです。(池子の森入口で拾いました)

真っ暗な中にともる小さな小さな炎。

それでもちゃんと周りを照らしてくれます。


「みなさんも1本のろうそくになって、周りを明るくする存在になってください」ファラデーの言葉で締めくくりました。


中学生からも小学生からも、意見がいっぱい出て、2時間にわたる熱い科学対話になりました。

毎年行っている実験だけど、ひとつのことがわかると、また新しいなぞが沸き起こってくるんですよね。

そんなみんなの疑問をひろって、翌年の実験に反映させているので、

「ろうそくの科学」は毎年どんどん内容が膨らんでいってしまうのです!(笑)

毎年進化する理科ハウスの「ろうそくの科学」、来年も楽しみにしていてください。


仲井間先生、素晴らしい実験をありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年12月17日(土) (NO.713)

巨大空気砲で実験ショー


今日は逗子子どもサイエンスフェスティバルで30分間の実験ショーをやってきました!

この日のために準備したのは巨大空気砲。

体育館くらいの広さの場所でしか体験できない大きさです。


「空気砲の実験ショー」は、どこの科学館でもよくやっているとのこと。

見たことがある人もいるでしょう。

でも空気砲ってなんでそんなに人気があるの?

みんなは空気砲のすごさを知っているかなあ?

ということで、理科ハウスオリジナルのストーリーで空気砲の不思議に少しせまってみました。


巨大空気砲は大きくて迫力がありました。

最後には参加してくれた人がそれぞれに小さな手作り空気砲を作り持ち帰りました。

楽しんでいただけたかな。

主催の神奈川県立青少年センターやスマイルのみなさま、ありがとうございました。

理科ハウス 森裕美子

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2016年12月14日(水) (NO.712)

みんなが楽しめる数学パズル


今、博物館実習に来ているT大のAさん。

専攻は数学です。


小さいころからパズルが大好きだったというAさんは、中学の教科書からヒントを得て図形パズルを作ってくれました。

中学生向けだけど、もちろん小学生でも大人でも楽しめますよ。

ひとりでやってもよし、

迷っても、Aさんがいいタイミングで優しくアドバイスしてくれます。

やっと完成したときの、みんなのいい顔といったら!

さらに、Aさんはオリジナルのパズルもつくってくれました。

これは挑戦するしかないっ!

理科ハウス 山浦安曇

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2016年12月8日(木) (NO.711)

大実験ショー@池子小学校


今日の午後は池子小学校体育館に出張です。

5年生の親睦会で実験ショーを見てもらいました!

詳しくはヒミツだけど、どんな内容だったかちょっとだけご紹介します。


私達はジュースなどを飲むとき「吸う」という行為をしています。

こんな当たり前のことでも、あらためて考えたら「あれっ?」ということがいっぱい見つけることができます。

みんなと一緒にいろんな「吸う」をやってみました。

ほそながーいストローで吸ったり、すごく太いストローで吸ったり。

それ、ストローとちがうし」と子どもたちには突っ込まれてしまいましたが、

普段できない体験を味わってもらえたと思います。


17日には第一運動公園「スマイル」で行われる「逗子こどもサイエンスフェスティバル」において

空気砲の実験ショーをします。

これまた普段見たことがないものをお見せしようと思っています。

理科ハウスの出番は11時30分~12時です。

お時間のある方はぜひ見に来てくださいね。

当日、理科ハウスは通常通り開館していますよ。サイエンスフェスティバルの帰りに遊びにきてください。

理科ハウス 森裕美子

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2016年12月5日(月) (NO.710)

理科ハウスオリジナル元素周期表Tシャツ ニホニウムバージョン近日発売予定!


科学のニュースが流れていましたね。

周期表の113番元素の記号と名前がNh ニホニウムと正式に決定しました!

他にも115番Mc モスコビウム、117番Ts テネシン、118番Og オガネソンの3つも新たに決まりました。

理科ハウスでは以前からオリジナル周期表シャツを販売していますが、

このたび新しく背中にNhの文字が入った新デザインのものを作りました。

近日販売を開始いたします!

早めに入手したい方には予約も受け付けております。

シャツの色は黒かネイビー、サイズはXSからXLまでありますよ。

ご注文お待ちしています。

理科ハウス 森裕美子

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2016年11月26日(土) (NO.709)

立体パズル


先週から、博物館実習に来ているT大3年のSさん。

専門は、数学です。

Sさんが数学に興味を持ったきっかけは?数学のおもしろさって何?

そこで、

Sさんがこれまで受けた授業の中で「へえ、おもしろいな」と感動したことを形にして伝えてもらうことにしました。

できたのは「立体パズル」。

さて、どんなパズルでしょう。

できあがったあと、「あっ、そういうこと!」と発見があるかも。

なにはともあれ、体験しに来てください。

Sさんが優しく解説してくれますよ。

理科ハウス 山浦安曇


 大人の人の方が感動が大きいです!

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2016年11月24日(木) (NO.708)

マグデブルグ市の真空実験


今日は朝から降っていた雨が雪に変わり寒い一日となりました。

こんな日はきっと誰も来ないよねーと言っていたら、 4年生や6年生がやってきてびっくり!

日曜日にやった実験道具がまだあったのでいっしょにやることにしました。


ひとつは大気圧で二つのボウルをくっつけてしまう実験。

今から400年くらい前にドイツで行われた有名な実験の再現です。

この実験をやったゲーリケさんが書いた「マグデブルグ市の真空実験」(少年少女科学名著全集5)には、

そのときの苦労話が詳しく書かれていて、とても興味深いです。

私達がやったのは、ゲーリケさんのものとはちょっと違うのですが・・・。

6年生が力いっぱいに引っ張ってもボウルは離れませんでした。


もう一つの実験は、同じく大気圧を感じることのできる空き缶つぶしです。

これも簡単な実験ですが、つぶれるときの音がすごいのでドキドキ。

ストレス発散にはもってこいです。

やりたい方はぜひ遊びに来てください。

理科ハウス 森裕美子

ゲーリケ著 「マグデブルグ市の真空実験」に当時の様子が書かれています

2対2でも離れませんでした(20日の実験の様子)

6年生の力でも無理でした!

4対4でつなひきしてもビクともしません

あき缶つぶしに挑戦するMちゃん。バキバキバキッ!と衝撃が手に伝わってきます。

右は手でつぶしたもの、左が大気圧でつぶれたもの。大気圧のすごさを体で感じてみましょう!

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2016年11月23日(水) (NO.707)

みんなの「実におどろいタネ写真展」


13日に行った「実におどろいタネ講座」。

講座に参加してくださった方に、当日撮影した写真のうちお気に入りの作品を送ってほしいとお願いしたところ、

なんと25点もの作品が集まりました!

参加者ひとりひとりの視線が光る、素晴らしい作品ばかりです。

同じ場所を観察していても、みなさんの「気になる」ものはそれぞれ違っていました!

12月末まで、理科ハウスの室内壁面に展示しています。

撮影者のコメント付きです。

ぜひ見にきてくださいね。

理科ハウス 山浦安曇

 

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2016年11月13日(日) (NO.706)

多田多恵子先生の 実におどろいタネ講座


今年3月にオープンした池子の森

この森を、多田多恵子先生と歩いてみたい!という願いがかなう日がとうとうやってきました。


多田先生と言えばタネ、タネといえば多田先生!

植物好きな方で図鑑をお持ちの方なら、一度は先生のお名前を聞いたことがあるでしょう。

当然、お申込みも多数いただきました。

(ご参加できなかった方々、次回にご期待ください)


1時半に理科ハウスに集合し、すぐ目の前の森へみんなで歩いていきます。

多田先生は足元に落ちているタネ、草木についている葉っぱや実を見つけては

触ってみて、なでてみて、においもかいでね!

と植物に親しむポイントを次々に紹介してくれます。


「これは若いツタ、こっちはおとなのツタ。同じツタなのに、葉っぱの形が違うでしょ。なぜだと思いますか」

「ノイバラにとげがあるのは、なんのため?」

どんな植物にも虫にも物語があるんですよ、と多田先生。

ひとたび「観察眼」ができはじめると、どうしてここに生えているのか、なぜその色をしているのか、なぜこんな葉を出しているのか、気になりだします。


ダイコンソウの実をじっと見ながら、「なんかイチゴににているなあ」とKくん。

「そう!毛がなければまさにイチゴ。だって同じバラ科だもの。よく気づいたね!」

特徴が分かるようになると、他の植物とのつながりも見えてきます。

多田先生は、ときには実を口にすることもあるそうです。

つぶすとイヤなにおいがするあの「ヘクソカズラ」でさえ、「一瞬だけど、おいしい時期があるのよ」。

植物は、時間とともに味やにおいをかえているのでしょうか。


「これ、食べられますか?」という質問に、

「はい、一度は食べられます」と多田先生。確かに!(笑)

池の方までぐるっと回って、予定よりもたっぷり散策&観察。池ではカワセミも見ることができました。


理科ハウスに戻って、あったかいコーヒーとおやつで休憩。

テーマが「タネ」だけに、タネだけで作ったクッキーです。


タネの種類は、18種。砂糖の代わりに米水あめ、バターの代わりにグレープシードオイル。

すべてベイビーズブレスさんの創作スイーツです!いつもアッと驚くおやつをありがとうございます。


一息ついたところで、今日のおさらい。


「植物は名前を知って終わりではありません。

五感を使って観察することで、どんなしくみが隠されているか見えてきます」と語る多田先生。

いやはや、植物の多様性には驚くことばかり。

参加した方は、明日から植物を見るとき、きっと親しみをもって見ることができるでしょう。


多田多恵子先生、楽しいお話をありがとうございました。

当日観察した植物情報はたくさんあってここでは紹介しきれません。

理科ハウス内の池子の森コーナーに掲示しますね。

お決まりのサイン会。家から多田先生の本をもって来る人も!

体も心も頭も大満足の一日でした(参加者より)。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年11月12日(土) (NO.705)

半導体入門


理科ハウスでは、年間を通じて博物館実習生を受け入れています。

実習の課題は、「自分の研究分野を一般の方にわかりやすく紹介すること」。

これがなかなか難しんです。


今、実習に来ているK大のK山さんの研究は「イオンビームによる半導体の高機能化」。

かなり専門的ですね。


とはいえ、私たちはすでに半導体製品に囲まれています。半導体なしの生活など考えられません。

K山さんは、ブラックボックス化している半導体を少しでも理解してほしいと、

「半導体入門」なるクイズ式絵巻物を作ってくれました。

これまでの理科ハウス巻物シリーズと言えば、「トンボの一生」や「カエルの一生」など生きもの系がほとんどでしたから、

そうとうチャレンジングな展示になりそうです。

それでも2日かけて作成。今日はこれをお披露目してくれました。


少し難しい部分もあるけど、とってもわかりやすい解説!

しかも必要な知識もしっかり盛り込んで説明してくれます。

これは画期的な取り組みだと思いました。

K山さんの伝えたい気持ちがあるからこそ、できることなのですね。


実習生には、理科ハウスでしかできないことをどんどんチャレンジしてもらいたいと思っています。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年11月5日(土) (NO.704)

サイエンスアゴラ2016で大収穫!


サイエンスアゴラ2016@日本科学未来館、無事終了しました。

これからの科学館の理想像を探したくて出展した「科学館あるある」。

当日の様子を報告します。


日本科学未来館の中はたくさんの出展者であふれかえっていました。

簡単な科学実験が体験できる出展が多く、見に来ていた人は親子、若者が多かったように感じました。

理科ハウスの展示は意見を聞くスタイルだったので、テーマに関心のある人達が見てくれました。

壁には、あらかじめ集めてあった来館者からの意見と、科学館スタッフからの意見をポスター掲示しました。

もうひとつ用意したのは「あるある」シールと「よく言った」シール。

これを、「そうそう、よくあるよね~」「言いにくいことをよくぞ!」と同意できるところに貼ってもらいました。

終了時間になるころには、壁がシールでいっぱいになりました。


たくさんの方から新たな意見を聞くことができて大収穫。

とても参考になりました。

また、この展示を見て「すごくいい展示ですね」と言ってくださる方がいて感激しました!

サイエンスに関わるまたは関心のある人が立ち寄って意見を交わす、「アゴラ(広場)」らしい場になったと思います。

立ち寄ってくださった方々、どうもありがとうございました。

皆さんの意見を何らかの形で生かすことができるように、がんばります。

理科ハウス 森裕美子

左に来館者からのご意見、右に科学館からの意見、中央に両者が言い分を戦わせている様子をラインで仮想的に表現しました(なぜか大阪弁で)

アンケートではなく、両者が直接意見を交わせる場っていうのもめずらしいかも。それだけ生々しい意見も続出!

たくさんのあるあるシールでいっぱいになりました。みなさんの貴重なご意見。これはまとめなくては!

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2016年11月3日(木) (NO.703)

サイエンスアゴラ2016に出展します


今日から4日間にわたって「サイエンスアゴラ2016」が行われます。

場所はお台場の日本科学未来館とその周辺です。

サイエンスアゴラは科学について語り合うお祭りのようなものです。

今年で10回目、ノーベル賞受賞者やテレビで見かけるあの科学者?にも会えるかも。


理科ハウスも5日の一日だけですが出展します。日本科学未来館 1F ブースAa-029

プログラム情報

テーマは「科学館あるある」。


科学館で見かける光景を思い出して、それでええのか?科学館、と問いかけようと思っています。

意見のある人はぜひお立ち寄りください。

お待ちしています。

というわけで、理科ハウスはちょっとの間お休みです。

理科ハウス 森裕美子

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2016年10月28日(金) (NO.702)

小柴先生の想い


今週の月曜日、「小柴昌俊さん設立の財団が解散」のニュースが流れました。

財団の名前は平成基礎科学財団です。


理科ハウスは第10回小柴昌俊科学教育賞の優秀賞をいただきました。

その時の3回目の審査で提出した概要があります。

http://www.hfbs.or.jp/resume-rikahouse.pdf


今読み返すと、訴えたい気持ちが多すぎて恥ずかしいような気もします。

この時にいただいた賞金の100万円は本当に貴重なお金でした。

そして、活動に対して認めていただいたことが私達にどんなに励みになったかわかりません。

財団が今年度で終わりになってしまうことは、私達のような活動をやっている者にとっては残念でなりません。

小柴先生の目指されていた「一人一円の寄付」のすばらしい構想がどこかで実現するのを願うばかりです。

理科ハウス 森裕美子

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2016年10月25日(火) (NO.701)

クロコノマチョウの大変身


あっ、さなぎがからっぽ!

毎日、変化を観察していたクロコノマチョウのさなぎ。

朝来たら、すっかりもぬけの殻になっているではありませんか。

実は、前日翅のあたりが黒くなりはじめ、時間を追うごとに黒さが増していたので、

そろそろかな~と思っていたのですが、

こんなに突然羽化が始まるなんて。

ああ、殻をぬぐところを見たかったなあ。


早速、クロコノマチョウの大捜索がはじまりました。

あっ、いました! 天井にぶら下がっています。

翅を広げたときの大きさは8㎝ほど。なかなかりっぱないで立ちです。

それにしても、こんなに大変身をとげるチョウはいるでしょうか。

ほんとうに驚くばかりです。


クロコノマチョウの幼虫は、ジュズダマの葉を好むこと。しかも葉の片方だけを食べる。

幼虫から蛹になるとき、食草から移動しない(アゲハを飼育したときは、かなり移動したので、探すのが大変だった)。

蛹時代は、約10日。

黒くなり始めてから、約8時間で羽化。


飼育って、本当にたくさんのことを教えてくれますね。

理科ハウス 山浦安曇

 ここからの~

 こう!

 翅を開くと、目玉が見えます。10月17日(No.699)の画像と見比べてください。

(クイズ)理科ハウス内には、ナミアゲハとクロアゲハのさなぎが羽化したあとがあります。見つけてみましょう。

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2016年10月21日(金) (NO.700)

『短歌を詠む科学者たち』


今日、ポストを見たら新刊本が届いていました。

松村由利子著 『短歌を詠む科学者たち』春秋社発行


この新著の中にとりあげられている歌人は

湯川秀樹、斎藤茂吉、柳澤桂子、永田和宏、湯浅年子、坂井修一、

そして石原純です。


今夏、本を書くために理科ハウスを訪ねてくださった松村さん。

本当に素敵な方で、石原純の資料を丁寧に見てくださいました。

元新聞記者でおられたので取材力はバッチリ!

文系の方にも理系の方にも楽しんでもらいたい、とおっしゃっていたのが印象的でした。


歌人の松村さんは『31文字のなかの科学』(NTT出版)という著書で科学ジャーナリスト賞も受賞されています。

科学ジャーナリストならではの視点で書かれたこの本は、読めば科学にぐっと近づけます。

ぜひ読んでみてください。

理科ハウスでも読めます。

松村さん、ますますのご活躍が楽しみです。

理科ハウス 森裕美子

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2016年10月17日(月) (NO.699)

生きものがいっぱい


今、理科ハウスは「生きもの園」になっています。

先日、カマキリにそっくりの鎌を持っているのに、翅が透きとおっているカマキリモドキ。

裏側まで宝石のように輝いているオオキンカメムシ。

キノコというには大きすぎるホコリタケのなかま。

そして、ジュズダマの葉を食べるクロコノマチョウの幼虫、などなど。



どれも達人の目で発見されたものばかり。

もちろん野外でそのまま観察するのが一番ですが、

室内だとルーペや図鑑を使ってじっくり観察できるのがいいですね。

それに生きものがいると、自然に人が集まってきて、初めて会う人同士でも会話がはずみます。

そしてしばらくすると、変化していたりするから目が離せません。

さなぎになろうとしている下のクロコノマチョウ、明日はどうなっているでしょうか。


明日、理科ハウスに行くのが楽しみです。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年10月16日(日) (NO.698)

にぎやかな日曜日


今日は秋晴れ!

理科ハウスの前をたくさんの人が歩いていきます。

第一運動公園で行われている市民まつりに行くのでしょう。

帰り道では両手にたくさんの荷物。

こんな日は来館者が少ないと予想していたのですが・・・。


池子の森自然公園の帰りに寄ってくれた大人5人、小学6年生。

家族で遊びに来てくれた9人。

常連の小学5年生とその友達で3人。

逗子市内の高校に通う3人。

常連の中学2年生。

常連の高校2年生。

横浜から電車に乗って、一人で遊びに来た小学生。

探鳥会の帰りに寄ってくれた大人3人。

市民まつりの終わった後に寄ってくれた人たち・・・。


結局にぎやかな理科ハウスとなりました。

あー楽しかった!


今、理科ハウス内には珍しいものが持ち込まれています。

自然に興味のあるかたはぜひ見に来てください。

理科ハウス 森裕美子

 ノーベル賞カードで遊ぶ高校生たち みんなそれぞれの過ごし方

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2016年10月9日(日) (NO.697)

シャボン玉の達人あらわる


今日からリニューアルオープン。

休館中も出張やその準備であちこちに出かけたりしていたため、

展示入れ替えの時間が充分に取れませんでした(言い訳)。

今日、来てくださった人に楽しんでもらえるかなあと不安でしたが・・・


なんとシャボン玉の達人、阿部昌浩さんが来てくださいました!

阿部さんは、麻布科学実験教室の先生です。


次々と披露される技に大盛り上がり。

丸くないシャボン玉

回転シャボン玉

シャボン玉すだれ

シャボン玉のお手玉

シャボンUFOキャッチャー?(勝手にネーミングしてます)などなど。


こんなシャボン玉見たことない!

シャボン玉の色の変化をこんなにじっくり観察したのも久しぶりです。

そういえば、ニュートンもシャボン玉の虹色の研究をしたんですよね。

阿部さんのおかげで、オープンにふさわしいカラフルでにぎやかな一日となりました。

阿部さん、ありがとうございました。

理科ハウス 森裕美子 山浦安曇

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2016年10月5日(日) (NO.696)

もっと知りたい!ノーベル賞


理科ハウスはただいま休館中。夏の企画展を片づけて、新しい展示に模様替えしています。


さて、ノーベル賞のうち医学生理学賞、物理学賞、化学賞が発表されました。

国立科学博物館が発行している冊子『milsil (ミルシル) 』の最新号の記事に大隅先生のインタビューが載ったばかりでした。

なんというタイミング!

大隅先生の受賞はうれしいですね。


でも、受賞内容はというと、うーんむずかしい。

それで、理科ハウスでは新しくノーベル賞についての展示を作りました。

出迎えてくれるのは「クイズロボットくん」。

胸にノーベル賞についてのクイズが書いてあります。

正解すると、ロボットの鼻の頭が光ります。

やさしいものからむずかしいもの、笑えるものまで各種とりそろえております。


開館は9日(土)から。ぜひ問題を解きにきてください。

*クイズロボットの名前募集中!

理科ハウス 森裕美子

                                                       ちょっとまぬけなかんじですけど、ちゃんと教えてくれます

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2016年10月1日(土) (NO.695)

「すごいキッチン!」はすごかった


7月26日から2か月間にわたって開催してきた企画展「すごいキッチン!」、無事終了しました。

メインイベントは、なんといっても「サイエンスおやつクッキング」。

メニューを変えながら、毎日やり続けました。

3時のおやつ作りを楽しみにしている子もいて、

開館と同時に予約がいっぱいになる日もありました。

これってすごいよね!


また、実験をすべてキッチン道具を使って行ったので、身近に感じていただけたのではないでしょうか。

「わたしたちって、混ぜたり水を入れたり温めたりしているときも、すごく科学してるんだね!」と喜んでくれたお母さんたちもいました。


電子レンジの実験では、予想外の結果も起こり、理科の先生たちと何回も議論しました。

大のおとなが電子レンジの前で、あーでもないこーでもないと話している姿を見て、

「大人になっても熱中できるものがあるってすごい!」と感心(?)してくれた子もいました。

さらにもっとすごいのは、中学理科で学ぶ13単元のうち、10単元を網羅していたことです。

1Fの宇宙や気象のコーナーもあわせたら、ほぼすべての単元を体験できたことになります。

「すごいキッチン」展はいろいろな意味ですごかった


名残惜しいのですが、

明日からキッチンを片づけて、秋へと模様替えをします。

10月8日まで休館し、10月9日からリニューアルしてオープンします。

新しい展示、お楽しみに!

理科ハウス 山浦安曇

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2016年9月29日(木) (NO.694)

気象予報「生」解説


「こんにちは~っ!」

と突然入ってきたのは、山本由佳さん。

理科ハウスのお天気相談コーナーでお世話になっている気象予報士さんです。


理科ハウスには、雲を観察する「雲見窓」があり、

その横には「気象質問箱」が置かれています。

「なぜ雲は落ちてこないのか」から「雨の日は気圧が低いはずなのに、晴れの日よりも体が重く感じるのはどうしてですか?」まで。

これらの質問にわかりやすく答えてくれるのが、山本由佳さんです。


今日は7時前後にISSが見える日。

雲が晴れるかどうか、聞いてみました!

天気図を見るなり、ささっとタブレットで雲画像を出して解説が始まります。

すごーい!ホンモノのお天気お姉さんだ!

秋雨前線のでき方、高気圧の生まれる場所の違い、週間天気予報の賢い見方なども教えていただきました。

来館者からもたくさん質問が出て、「こうやってお話ししてくれると、興味がわいてくる!」と大喜び。

さらには異常気象や地球温暖化の話まで。

気象って身近な天気から地球規模の現象まですべてつながっているのですね。


また、「すごいキッチン」展示会場では、

水の三態変化から大気不安定の話へ、ダイナミックにサイエンストーーク!

由佳さんのおかげで、企画展「すごいキッチン」のラストにふさわしい日になりました。


いつかきっと由佳さんをお呼びして雲を楽しむサイエンスレクチャーをしたいと思っています。

山本由佳さん、今日は本当にありがとうございました。

理科ハウス 山浦安曇

 「ほら見て、前線のところに雲がでてるでしょ」と可視画像を出して解説してくれる由佳さん


「予報はあてにならないっていうけれど・・・と週間天気予報の見方を教えてくれました


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2016年9月25日(日) (NO.693)

虫のなんでも鑑定談

今日のレクチャーは野外観察を行う予定。

連日の雨で不安がいっぱいだったのですが、ピカーンと晴れました!

指導してくださるのは、昆虫の標本画家で有名な川島逸郎さん(かわさき宙と緑の科学館)です。


場所は理科ハウスから歩いて2分の第一運動公園。

ミッションは「セミの産卵痕を見つけよう」と「ミンミンゼミの抜け殻探し」です。

セミが羽化しているところはよく観察できますが、

セミが産卵しているとこや産卵痕ってほとんど見ることがありませんよね。

みんな木にはりついて探しますが、なかなか見つかりません。

なんとかして見つけたい。だれよりも先に!


ていねいに観察しているうちに、セミ以外の虫とか虫以外の生き物とかも次々見つかります。

どんなものを見せても瞬時に解説してくれる川島さん。

名前だけじゃなくて特徴とかどんな暮らしをしてるとか、ほんとに虫と話ができる人なんだなあ。

人工的な公園ですが、目を凝らせばたくさんの生き物に出会えます。



あきらめかけているところで、とうとう産卵痕を発見!

「おお、これかーっ!」。産卵痕はすっごく小さいけれど、感動は大大大!

(理科ハウスに標本あります)

この夏なかなか見つからなかったミンミンゼミの抜け殻も、Wさんが見つけてくれました。


約1時間の観察会の後は理科ハウスに戻って、いよいよお楽しみ「虫のなんでも鑑定談!」

みなさんが事前に準備した画像や虫の実物を見ながら、川島さんに鑑定をしてもらいます。

森館長の司会で、

「虫のなんでも鑑定談 IN 理科ハウスぅ~」スタート! ♪チャーラチャラララーラ♪

昆虫にとても詳しいKくん。桜の木にはりついていたんだって。予想は「カミキリムシのなかま」。


正解は「ウスバカミキリのオス」。白くなっているのは、死体に生えた菌。

生きていると思った!とKくんビックリ。


横須賀市自然・人文博物館の昆虫教室に通っているRさん。

カメムシのなかまだと思うんだけど・・・。


オオホシカメムシ! やっぱりカメムシだったんだ。すごい!


家(マンション)の中で見つけたんだけど、ハラビロカマキリ?とTさん。


大正解!ハラビロカマキリ。しかも1齢幼虫。そんなことまでわかっちゃうなんてすごい!

樹上性が強いので、上の方にあがってきたのかも。


昆虫の写真をたくさん撮られている池子在住のKさん。

メスアカフキバッタと色が違うのでタンザワフキバッタだと思うんですが、とハイレベルな予想。


おおーっ!大正解!メスだそうです。


モンシロドクガと予想したTさんのガは「マエグロマイマイ」。川島さんも三浦半島では見たことがないとのこと。

レア昆虫だった!


朝捕まえてきたというKくん。図鑑とにらめっこして「フジミドリシジミ」と予想。

正解は「ウラナミシジミ」。南から渡ってくるチョウです。


今回の中でいちばん小さい虫を持ってきたSくん。ハエの仲間かな?正解は「シバンムシの仲間


ナガスネエンマコガネだと思うけど、なんか違う気もするとSさん。

おそらくコブマルエンマコガネと川島さん。糞虫は動物の排泄物や死体を分解してくれる大事な昆虫。

今は、犬の糞にもこういう自然のお掃除屋さんが集まらなくなってきているそうです。


みなさん、昆虫がいた場所や生活の様子などを丁寧に観察して、一生懸命調べてきました。

川島さんの解説を聞いていると、虫の暮らしの背景や自然環境の変化を知ることができて、

ますます興味がわいてきます。

そして、お楽しみのおやつメニューは、今日のテーマ「昆虫」に合わせて、

ハネナガイナゴとクロスズメバチのオードブル

イナゴは産卵管がある方がメス。ないのがオス。よく観察してお好きな方をどうぞ。

クロスズメバチは、幼虫とさなぎと羽化寸前のものと3種類の盛り合わせ。

はじめは「ひえ~」と言っていた子も「うまい、うまい」と食べていました。


終わってからも川島さんが持ってきて来てくれた美しい標本などに人だかりが。

川島さん、この上なく楽しい時間をありがとうございました!

理科ハウス 森裕美子・山浦安曇

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2016年9月22日(木) (NO.692)

気が遠くなる話


先日から学芸員実習に来ているT大のSさん。

専攻は「宇宙線」です。

小学生のころから宇宙に興味を持ち、とてつもない広さに魅了されていたとのこと。

そこで、「宇宙がどれだけ広大か」を知ってもらう展示を考えてもらいました。


使うのは、1枚の星座盤のみ。

星の等級の話、光年の話、宇宙の広さを知るのに必要な知識をひとつひとつ埋めていき、

聞き手の世界を広げています。

すると、これまで平板だった星座盤の星々が前後に離れていき奥行きが出てきます。

Sさんの話を聞いていた男の子の口から、「すごいなあ」と大きなため息がでました!

星座盤1枚からでも、宇宙旅行に行けるのですね。


Sさんの実習は29日までです。

ぜひ、「気の遠くなるような宇宙の話」を聞きにきてください。

理科ハウス 山浦安曇

Sさんが広さについて問いかけをすると、みんなからいろいろな反応が返ってきます。

宇宙は広すぎて何を基準にしたらいいのかわからなくなっちゃいますね。


1光年を㎞に換算します。数字で納得することも大事。

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2016年9月18日(日) (NO.691)

すごいキッチンあと8日


1週間お休みしておりましたが、今日からまた開館しています。

久しぶりに大賑わいの理科ハウスになりました。

企画展「すごいキッチン!」もあと残り8日。

まだ体験していない方はぜひ遊びにいらしてください。


特に実験を伴うものは、数人集まったところで行っているので

タイミングが合わなければ、お見せしていないかもしれません。


・電子レンジのひみつ

・IH調理器のひみつ

・キッチンの酸とアルカリ

・キッチン電池

・プラスチックの燃焼実験

・キッチンふりこ

・なべぶたフォール

・sink or float

・ふしぎなコップ

・まないたスロープ

などなど。


「これやりたいでーす!」と声をかけてくだされば喜んでご案内します。(対象年齢に合わせて)

2回目以上の方も楽しめるよう、ネタを工夫しています。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年9月6日(火) (NO.690)

せみのぬけがらGO!


理科ハウスで夏休みにやっていた研究のひとつが「せみのぬけがらGO!」。

だれもが一度はセミの抜け殻集めをしたことがあると思いますが、

セミの種類まで見分けていた人はあまりいないでしょう。

そこでこの夏中、どのセミの抜け殻が一番多いのか、オスとメスどちらが多いのかを調べてみました。


みんな、理科ハウスに来るたびに、袋いっぱい抜け殻をもってきてくれます。

調査をはじめた7月の下旬、見つかるのはたいていアブラゼミの抜け殻だったのですが、

なんとオスばっか!

「なんでだろう?」

みんなの中で疑問が浮かびました。


ミンミンゼミの鳴き声はしているのに、抜け殻がまったく見つからない!

これもなんで~???

抜け殻をテニスボールのケースに入れ、数が目に見えるような形にしたことで、気づきがどんどんでてきます。


さて、これらの疑問を解くべく、

9月25日に、昆虫はかせの川島逸郎さんに、レクチャーしてもらいことになりました!

セミの不思議はもちろん、

みなさんがこの夏出会った昆虫を持ち寄って(標本または画像)、鑑定も行います。

フィールドに出る時間もありますから、その場で画像をとってもOKです。

虫好きの方も、そうでない方も、どうぞお気軽にご参加ください。

理科ハウス 山浦安曇

見分けポイントはかなり難しい。ルーペを使ってしっかり観察します

7月のアブラゼミ抜け殻。オスが圧倒的に多い。さて、その後どうなったと思いますか?

抜け殻を種別、オスメス別にテニスボールのケースに入れて、観察します

結果をみたい人は理科ハウスへ!

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2016年8月31日(水) (NO.689)

8月31日の自由研究


夏休み最後の日にやってきたSくん。

「宿題はもうやったの?」

「あとは自由研究だけ」

「えーっ!今日しかないよ」


ということで目をつけたのが、「ペーパーダウンヒル」。

A4の紙1枚で、なるべくゆっくりスロープを落ちる物体をつくろう!というものです。

Sくんは昨日からこれに取り組んでいました。

でも現在の最高記録5秒まであともう一歩、記録を伸ばすにはどうしたらいいかというところまできていました。


そこで、何パターンもの物体を作り、

スロープを落ちるまでの時間を何回もはかり、平均時間を出して、とうとう考察まで書きあげました。

すごい集中力!

「研究の動機:夏休み最後の日に理科ハウスにきて、ペーパーダウンヒルがおもしろかったので、研究することにしました。」

研究の動機にいつわりなし!

夏休み最後にふさわしい一日でした。

理科ハウス 山浦安曇

 レポートは予想以上にいい内容になりました!

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2016年8月28日(日) (NO.688)

おいしい科学 サイエンスクッキング


夏休みももう終わりですね。

学校が始まるのは、逗子市内の中学校では今日から、小学校は1日からです。

横須賀市内の小学校では先週の25日から始まっているようです。

地域によって開始日がバラバラなのですね。

夏休みが年々短くなっているような気がするのは気のせいでしょうか。


今年の企画展「すごいキッチン!」では3時になるとおやつ作りをしていました。

日替わりでカルメ焼き、グミ作り、アイスクリーム、黄身返しゆで卵、バター作り。


なんと人気があったのはグミ

カルメ焼きが人気があると予想していたのですが、

子どもたちに聞くと「カルメ焼きって何?」とのこと。

そうか! カルメ焼きを知らないんだ。


おやつができあがった時のみんなの顔がまた素敵でした。

すぐに食べないで大事に持って帰る人もいたり。

おやつ作りは楽しいね。

ぜひおうちでもやってみてね。


9月の土日にもおやつ作りを続ける予定です。

何を作るかはお楽しみに。

理科ハウス 森裕美子


グミ 編

大好きなグミが手作りできるなんすごい、とみんな大喜び。


アイスクリーム 編

缶の中に材料を入れて、まわりを氷と塩で冷やします。

氷はとけちゃうのに、温度がどんどん下がっていくのはなぜ?


タオルで包み、みんなでボール投げ。汗が出てきた~。


できているかな~、こわごわふたをあけると・・・・やったあ!大成功!


バター 編

ペットボトルに材料を入れて、シェイク!シェイク!

ふりすぎないように途中で状態を確認しながら慎重に。


できたてのバターをクラッカーの上にのせて。うーん!フレッシュでおいしーい!


黄身返しゆで卵 編

生卵に穴をあけてストッキングでつつみ、ぶんぶんゴマのように回転させます。


途中で黄身と白身が逆転しているかを懐中電灯で照らして確認。


卵をゆでて、殻をわってみると・・・おおーっ!黄身がでてきた!


中央部はちゃんと白身になっていました。大成功!

二重の輪になった子もいました



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2016年8月24日(水) (NO.687)

鎌倉学園科学部サイエンスフェスティバル


今年でなんと8回目を迎える鎌倉学園科学部のサイエンスフェスティバル。

理科ハウスの夏のイベントとしてすっかり定着しました。

中高生が直接手取り足取り教えてくれて、しかも無料!、ということで毎年みんな楽しみにしているのです。


今年のメニューは、定番の「宇宙構造物をつくろう!テンセグリティ」。

2016年青少年科学の祭典@科学技術館でも行ったそうですよ。


そして、簡易カメラ。スクリーンによく写るんです。中1理科の教科書に出てきますね。


錯視の工作。こういうのはみんな大好き。何度見ても不思議!


いつも理科ハウスでBGMとして使っている音楽を光通信で流す実験。

市江先生自らご指導。


さらには、フレネルレンズを使って太陽光を集めて紙を燃やす実験。

ふつうはルーペで黒い紙を燃やしますが、このレンズを使うと白い紙でも燃えちゃうんです。

初めて見ました!


さらに、黒板消しをはたいて、ライトコーン出現!すご~い。


工作3つも作れて、めったに見れない実験も見られて、大満足。

年度が変わり、部員さんも減ったとのことですが、

なんのなんの!鎌学科学部のチームワークのよさは健在です。


J:COMも撮影に来てくださりイベントの様子を番組で紹介してくれました。

顧問の市江先生、科学部のみなさん、ありがとうございました。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年8月23日(火) (NO.686)

汚れ落としの科学

 


キッチンは食べ物を作るところであると同時に、汚れを落とす場所でもありますね。

ということで、企画展「すごいキッチン!」特別レクチャー「汚れ落としの科学」を行いました。

指導してくださったのは渡邊裕先生。

元高校の化学の先生です。



先生が用意してくださったのは3つの実験。

布についた赤い水性ベンとラー油の落ち方の違い。

落とすのに使った液は、水、無水エタノール、マニキュアの除光液、クレンジングオイル、ベンジンの5種類。

水と相性のよい汚れ、油と相性のよい汚れなどあることがわかりました。



次はアンチャン(タイのハーブ、バタフライピー) を使ったpHの測定実験。

計ったのは、クエン酸、重そう、セスキ炭酸ナトリウム、水、トイレ用洗浄剤、アルカリ電解水、石鹸水、食器用洗剤。

アンチャンのきれいな水色がピンクや黄緑色に変化しました。



最後には布にしみ込んだイカ墨の汚れを落とす実験。

これはグループごとに違う液で試しました。



どの実験も自由研究にばっちり使えそうなものばかり。

やり方もまとめ方も参考になるものばかりでした。

すごく盛りだくさんで時間がかかってしまいましたが、

ひとつひとつ丁寧に条件をそろえて行うことの大事さがよく伝わりました。


渡邊先生、準備から資料作りまでありがとうございました。

理科ハウスに自由研究の相談に来る人がいたらぜひおすすめしておきたいと思います。

理科ハウス 森裕美子

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2016年8月18日(木) (NO.685)

ドングリの穴の研究


いつも季節の自然物をもってきて見せてくれる池子の田中さん。

今日はクヌギやコナラのドングリをもってきてくれました。まだ青々としています。


「あっ、穴が開いている!」

「よくここから幼虫が出てきてくるよね~」

「調べてみよう!」

ということになり、穴のところをつめで割ってみると・・・。

「あっ、たまご!」

1ミリほどもない白いたまごがありました。


「いったいだれが産んだんだろう?」

ゾウムシという長い鼻のような口をした虫だよ、と田中さん。

ここにも、ここにも穴が開いています。

でも、穴の開いているところは決まって殻斗の下の、ドングリの肌の白いところです。 

どうしてでしょう。

その理由をみんなで考えました。


お母さんゾウムシはドングリに穴をあけて卵を産み、卵からかえった幼虫はドングリを食べて大きくなり、そのあとはえーと・・・。

今日持ってきたドングリがついた枝は、私が折ってきたんじゃないんだ。木の下に落ちていたんだよ。

ということは・・・。


観察すればするほど、たくさんの発見があります。

田中さん、いつも自然の不思議を見せてくれてありがとうございます。

(ドングリに穴をあけて産卵する昆虫は、ゾウムシ以外にもガのなかまなどもいます)

理科ハウス 山浦安曇

ルーペの使い方もうまくなりますね

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2016年8月17日(水) (NO.684)

発酵の科学


『もやしもん』というマンガで有名になったオリゼーことニホンコウジカビ。

味噌、醤油、酒など、私達の生活に欠かせない食品を作るのに使われている米麹の正体です。


コウジって一体、何?

それって生きてるの?

どこにいるの?

見ることができる?

どんな形なの?


普段はなかなか見ることのできないこの微生物を見せてくださったのがNPO法人バイオ未来キッズの先生方です。

数日前からコウジ菌を育ててくださいました。

そのシャーレの中には胞子を飛ばそうとしている菌糸でいっぱいになっていました。

40倍、100倍、600倍の顕微鏡で見ることができました。

微生物についてのお話も伺い、小さなビーズ玉で手作り顕微鏡も作らせていただきました。

なんと、世界で初めて顕微鏡で微生物を観察したレーウェンフックの顕微鏡と同じしくみです!


永井さん、吉井さん、加藤さん、本当にありがとうございました!

私達の身の回りには他にもまだまだたくさんの種類の微生物がいます。

理科ハウスには、カビや微生物に関する図鑑や本がありますので、一度ごらんになってください。


理科ハウス 森裕美子

永井和夫先生が持っているのは、レーウェンフックの顕微鏡。小さくてビックリ!


コウジ菌の観察。球のような美しい子実体が見えます


図書カードの穴にビーズ球をはめ込んでつくった顕微鏡でエノコログサの毛を観察しています。

カードをそらせるのがポイント


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2016年8月16日(月) (NO.683)

自由研究の季節


「どうしよう~」

毎年夏休み後半になると聞こえてくる自由研究&工作のおなやみ。

テーマすらまだ決まらない人。

テーマは決まったのだけど、進め方がわからない人。

レポートの書き方でつまづいている人。

みんな、悩んでいますね~。


なかには、おうちの方が相談に来られることも。

その中でも多いのが、「理科ハウスの入館料入れ」と同じものを作りたいという問い合わせです。

理科ハウスの展示を気に入ってもらえてうれしいですね。


先日は、まだテーマが決まっていないという人が

企画展「すごい!キッチン」を体験し、

「わあ、これみんな自由研究のネタだ!」と喜んでいました。

サイエンスクッキングでつくったカルメ焼きを、自由研究のテーマにするという中学生もいましたよ。


理科ハウスの展示すべてが自由研究の入り口です。

不思議!をきっかけに、条件を変えたりして自由にどんどん発展させていってくださいね。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年8月14日(日) (NO.682)

DNAの秘密の暗号


理科ハウスの2階にあがる手すりはDNAらせんモデルで作られています。

みんな「あっ!DNAだ、知ってるよ~♪」というのですが、「DNAってなあに?」と問いかけると、えーっとムニャムニャ。

たしかに、きちんと理解するには高校生物の知識が必要になってくるので難しいですね。

そこで、学芸員実習中のIAさんが、DNAのしくみを紹介する展示を作ってくれました。

コーナーに集まったのは、小学生高学年、中学生、高校生、大人の方々。

DNAはなぜ右巻きらせん構造をとるのか。

アミノ酸を決定するしくみ。

DNAとRNAのちがい、などなど。


いちばん身を乗り出して聞いていたのは高校生でした!

IAさんの作成したDNA暗号クイズはこのまま理科ハウスの常設展示となります。

みなさん暗号を解きにきてね。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年8月13日(土) (NO.681)

サイエンスクッキング カルメ焼き編 


「カルメ焼きってなあに?」

そうだよね、知らないよね。

カルメ焼きは、お祭りの屋台や駄菓子屋さんで売られている砂糖のお菓子。

サクッとした舌触りと香ばしい砂糖の香りが人気のお菓子ですが、今では見ることが少なくなりました。


カルメ焼きの作り方を紹介したサイトはたくさんありますが、

いざ作ってみると、案外むずかしいのよ、これが。

しかし、思うように膨らまないのがカルメ焼きのおもしろいところでもあります。


砂糖を加熱して融かし、高温(温度が重要)になったら重曹を加えて手早くまぜます。

少したつとぶわーっと膨らんできて、おおーっと感動!

重曹の熱分解を示す実験として、中2の理科の教科書にも紹介されています。

ぷーんと甘い香り、おいしそうにできあがったカルメ焼き。

その場で食べると思いきや、みんな帰っておうちの人と一緒に食べるんだって。

やさしいね!

理科ハウス 山浦安曇

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2016年8月11日(木) (NO.680)

ダチョウの卵で卵焼き


今日のサイエンスクッキングは「ダチョウの卵」。

1時から受け付けたのですが、たくさんの方が参加してくれました。


見るのも触るのも初体験のみんな。

両手で持つとずしっ! その重さにびっくり。

それに殻の固いこと。

ひとりひとり手にもって、卵の重さをあてっこしました。

重さはなんと1200g。


一番正解に近かった男の子に、卵の上にのってもらいました。

もう、ひやひやドキドキです!

乗り方のコツは、ちょうど来館していた科学読物研究会の木甲斐(きかい)さんにアドバイスしていただきました。

100㎏までは大丈夫なんですって。



卵には空気の入っている「気室」という部分があります。

部屋を暗くして懐中電灯で照らしてみると・・・

あっ! ちゃんと気室が透けてみえます。


この気室のところにドライバーをあてて、金づちでコツコツと割っていきます。

「やってみたーい」というので、ひとりずつ卵割りを体験しました。


なめし皮のような分厚いまくをべろんと破ると、黄身が見えました! で、でかい・・・


ボウルに卵の中身をとり出すと、おおおおーっ! すごい歓声があがりました。

黄身の大きさにまたまたびっくり.。お正月の鏡餅みたい。


みんなで卵をかきまぜます。ずっしりとした手ごたえがあります。なんでもやってみたい子どもたち。


ホットプレートに流し込んで、卵焼き。スケールがすごすぎてなんだかよくわかりません。

お味はくせのないふわっとした舌触り。調味料は何も入れていないのに、塩味が聞いています。おいしい!


殻も割って、みんなで分けておみやげ。周りの角を削ってペイントしたりデコったりすると、ペンダントになります。



ちょうど来館していたサイエンスライターの伊沢尚子さんが「動物の進化のはなし」をしてくれました。なぜ卵には殻があるものとないものがあるのか、膜はなんのためにあるのか。


とにかくなにもかもが初体験。

大興奮、大盛り上がりの一日でした。

これで「ダチョウの卵、割ったことあるよ、食べたことあるよ」って自慢できるね!


木甲斐さん、伊沢さん、突然のお願いにもかかわらず、お手伝いくださりありがとうございました。

理科ハウス 森裕美子 山浦安曇

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2016年8月2日(火) (NO.679)

学芸員実習中!


先週から学芸員実習に来ているN大のIAさんは、生物分野が専門。

実習一日目からすっかりなじんで、すでに「理科ハウスの人」です。

子どもたちといっしょに、セミの抜け殻を見分けたり、

顕微鏡の使い方を指導したり、

わかりやすく丁寧に教えてくれます。

生物分野だけでなく科学全般に幅広い知識を持っているIさん。

自由研究のテーマで悩んでいたら、相談にのってくれるかもしれませんよ。

理科ハウス 山浦安曇

 本を使ってセミの生態の解説をしています


 「動物のなかまわけ迷路」 みんなの知っていることを上手に引き出して解説してくれます

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2016年7月31日(土) (NO.678)

サイエンスクッキング


今日のサイエンスクッキングは「電気パン」。

これは戦後、小麦粉を使ってパンを焼くために売り出されたパン焼き器を応用したものです。

パンと言ってもパンではなく蒸しパンのようなものができあがります。

蒸しパンの粉、あるいはホットケーキの粉を使います。

空の牛乳パックを10㎝くらいの高さに切って、二枚の鉄板を差し込みます。

そこに焼くものを入れたあと、鉄板にコードをつないで電気を流します。

簡単な仕組みだけれど、安全装置も何もついていないので充分に気をつけなくてはなりません。

焼きあがって電気が流れなくなったら出来上がり。

いつもとちょっと違うおやつ作りは大盛り上がり。

企画展中は、メニューをいろいろ変えておやつ作りを体験できます。

ぜひ、遊びに来てください。

理科ハウス 森裕美子

 食べる実験は、文句なしに楽しい!


 「やらせて~!」分量をきちんと量ったり、グルグル混ぜたり。

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2016年7月30日(土) (NO.677)

中学校理科部のみなさん


おととい、昨日と連日でI中学とF中学の科学部のみなさんが貸し切りで来てくれました。

生物が得意な生徒さんがいたり、物理が好きな生徒さんがいたり、それぞれ個性があっていいですね。

そしてみなさん素直なこと!

理科のことになるとスイッチが入っちゃう感じ、わかるなあ。

来月は横浜の中学校のみなさんが来てくれます。

理科ハウスの展示が、部活のお役にたったら嬉しいなあ。

自由研究のネタになるものもたくさんありますので、

科学部でなくても、中学生には体験してもらいたいですね。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年7月28日(木) (NO.676)

すごいキッチン!始まりました

大変長らくお待たせいたしました。

夏の企画展「すごいキッチン」のオープンです。


2階会場にあがると、冷蔵庫があったり、電子レンジがあったり、IHクッキングヒーターがあったり。

キッチンそのまま!

そこいらじゅうにぶら下がっているおたまやフライ返し、テーブルの上におかれたキッチンスケールや調味料、これらすべてのキッチン道具が実験道具に大変身します。

実験は30以上ありますので、

何回でも来て「不思議」をたくさん体験してください。

自由研究のネタになるものもたくさんありますよ。

初回のみひとり100円。二回目からは無料です。

対象は高学年から中学高校理科です。

3時からはサイエンスクッキングも行っています(予約不要、先着順)。


ご家族でご来館する方にお願いがあります。

未就学児~小1は2階にはあがれません。

これは安全を確保するため。どうぞご理解くださいね。

小さいお子さんは1階で過ごしましょ。

理科ハウスは「科学館」。

安全に理科を楽しむため、みなさんのご協力をお願いいたします。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年7月25日(月) (NO.675)

実験ショー3連発!


明日からいよいよ「すごいキッチン!」が始まります。

休館中の理科ハウスの活躍についてちょっと報告。


16日には池子まつりに出演。

実験ショーのテーマは「綱引き必勝法!」。

一対一のガチ勝負の後、負けたほうには滑り止め付き手袋や滑り止めマット付きの靴をはいてもらったり。

親子対決では妹さんをおんぶしたお姉ちゃんがお母さんに挑んで接戦となりました。

なかなかこれは勝てそうな方法だと実感できましたね!


23日にはキリガヤまつりに出演。

実験ショーのテーマは「ひやひやドキドキ風船で遊ぼう!」。

身の回りにある物で風船を割って遊びました。

風船におそるおそる竹串をさして見事に割れずに刺すことができたお母さん。

思い切り木づちでたたいて割ってくれた勇気ある男の子。

グレープフルーツの皮でなかなか割れなかったのに最後まであきらめずに割ってくれたお母さん。

ふたつの実験ショーでお手伝いいただいた皆々様ありがとうございました!



そして今日は逗子図書館主催の実験講座

テーマは「ドライアイスで遊ぼう」。

フィルムケースに入れてどっかんどっかんロケット飛ばし。

30倍の顕微鏡でドライアイスをじっくり観察。

トマトや糸こんにゃくを凍らせたり。

最後にはホバークラフト作りもしました。


今年の夏もあちこちで実験ショーが行われるでしょう。

お出かけして面白い実験ショーを見たら教えてね!

よろしくです。

理科ハウス 森裕美子

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2016年7月14日(木) (NO.674)

途中経過報告


ただいま理科ハウスは休館中です。

といっても、のーんびりお休みしているのではなく、7月26日から始まる夏の企画展の準備のため、館の中でフル回転

で働いています。


「休館中」の看板はだしていますが、

カタツムリにえさをやりにくる小学生、

取材にいらっっしゃる方、

科学館のレポートを書きにくる大学生、

池子の森の自然情報をもってきてくれる小学生、など

理科ハウスは、休館中も普段通りにぎやかです!

何かありましたら、たいてい在館しておりますので、電話またはメールでお問合せください。


さて、企画展の準備は毎年のことながら、苦行そのものです。

頭の中でイメージができていても、

材料が手に入らなかったり、うまく動かなかったり、反応がでなかったりで、やむをえずボツにすることも。

一方で、もがいているうちに思わぬ発見に出会うこともあります。

そんな悪戦苦闘のおかげで、世界でここだけ!企画展ができあがるのですね。

企画展開始まであともう少し。楽しみにしていてください。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年7月8日(金) (NO.673)

タイミングを誤った実験


今日は思い出話をひとつ。

私が理科ハウスを始める前にやっていたのが「サイエンス道場」。

希望する子どもたちを20人くらい集めて、いっしょに科学遊びをやっていました。


あるとき、簡単クリップモーターを作りました。

使うのは電池、コイル、磁石、クリップ。

中学生が学習するモーターの仕組みがわかるようになる実験です。

電気で回転運動を作れるってすごいことなんだけど・・・。


ある子どもの感想がこうでした。

「電池つないでるんだから回るの当たり前じゃん!」

彼にとっては電池は何でもやってくれるオールマイティーの存在だったようです。

彼に感動を与えられなかったことに反省の私。

クリップモーターをやる前にやるべきことがあったのです。


科学遊びは子どもたちの知識や年齢に合っていることがとても大事と思うようになりました。

何が不思議なのかわかるということが大事。

知識だけをどんどん入れてしまうと感動できないこともあります。

「そんなこと知ってるよ」で通り過ぎてしまいます。

感動できない実験! なんて残念なんでしょう。

学校で学習するよりも先に先にと与えることがいいことなのかどうか考えさせられる出来事でした。

理科ハウス 森裕美子

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2016年7月3日(日) (NO.672)

サイエンスレクチャー 石のなんでも鑑定談 IN 理科ハウス!



石が好きな人集まれー、って言ったらめちゃたくさんの申し込み。

中学校で習う、花崗岩、安山岩、閃緑岩、砂岩、泥岩・・・などなど。

石の名前って覚えることばっかりで、ちんぷんかんぷんじゃなかったですか?

そんな気持ちを吹き飛ばしてくれる方が萩谷宏先生です。


萩谷先生を見ているとほんとに石が好きなんだなあとわかります。

置いてある石を見つけて、どんどん解説してくれます。

石を見ただけでなんでそんなことまでわかんの?

不思議な先生です。


第一部はみんなで理科ハウスから歩いて15分のひみつの露頭を見学。

ここは私有地なので許可なく入ることはできません。(個人で行くのはやめましょう)


池子名産、シロウリガイについてのレクチャー。


そして第二部は、理科ハウスにもどって萩谷先生のガチ地学講義

石の話かと思っていたら、地球の歴史や宇宙の話、萩谷先生の危険な体験談も飛び出しました。


地球の真ん中に鉄がたまる理由は重いから。

それを体験するため鉄、カンラン岩、はんれい岩、花崗岩の塊(どれも10cm立方体)を持って比べました。


鉄の重さにびっくりです! うお~っ


そして第3部はいよいよ石の鑑定の時間です。

みんなが持ってきた石を鑑定してもらいます。

「石のなんでも鑑定談 イン 理科ハウス~!」の掛け声で、にぎやかにスタート。

「どこで採取したのですか?」「どうして○○石だと思ったのですか」TV番組さながらのインタビューを受けます。

館長はこの日のために100円ショップで蝶ネクタイを購入。マイクはもちろんにせものです。


♪チャーラ チャラララーラ ラララララ~ラ♪ 

「開運お宝鑑定団」のテーマ曲が流れ、萩谷先生のキビシイ鑑定がはじまります。

Hくんの予想は「ぎょう灰岩」。

そしていよいよ鑑定結果。ドン! コンクリート中の緑色凝灰岩 正解! すごい、すごい!


ドン! 安山岩90点。正確には角せん石黒雲母デイサイトだって。


大人の方もドキドキしながら、ドン! 角せん石安山岩 なんとお値段 いちまんえーん

 「やったあ。すごくうれしいです」とAさん

他にも6人の方が鑑定に挑戦。

実は、参加者の小中学生は事前に、石の見分け方を学習しておいたのです。

これですっかり石通になりました。


おやつは、断層入り地層クッキーとロックチョコ。サプライズでひとつだけチョコじゃないものがはいっていましたよ。

今回もベイビーズブレスさんのオリジナルです。いつもちゃめっけいっぱいの楽しい菓子をありがとうございます。


たっぷり萩谷先生と過ごした時間は夢のような時間でありました。

講義の続きを聞きたい人は東京都市大のオープンキャンパスに来てねとのことでした。

萩谷先生、お手伝いに駆けつけてくれた東京都市大卒の森田さん、ありがとうございました!!

理科ハウス 森裕美子 山浦安曇


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2016年7月1日(金) (NO.671)

博物館研究に寄稿


博物館の情報が詰まった『博物館研究』という雑誌があります。

発行しているのは公益財団法人 日本博物館協会。


その7月号に原稿を書いてもらえないかという依頼が、なんと理科ハウスに飛び込んできました!

その号の特集が「小さな博物館」とのこと。


えー? 博物館協会に入ってないんだけどええのん?

いやいや、世界一小さい科学館の理科ハウスの出番だ!

この際、思いっきり言いたいこと書いちゃえ。

読むのは博物館関係者。

きっとわかってもらえるに違いない、という想いで書きました。


他にも、池内了先生の巻頭エッセイや

「小さいとこネット」

「八尾市しおんじやま古墳学習館」

「鹿沼市立川上澄生美術館」などの記事が載っています。


日本には小さな博物館がたくさんあるとのこと。

みんながんばっているんだなあと感じました。

もし、関心のある方がおられたら、理科ハウスに来て読んでください。

博物館協会に所属している博物館でも読めると思います。

理科ハウス 森裕美子

博物館協会「博物館研究」

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2016年6月28日(火) (NO.670)

池子の森のなぞ


F島さん親子は、毎週末、池子の森自然情報コーナーに鳥の観察記録を持ってきてくれます。

3月から始めて4カ月、次第にどこにどんな鳥がいるのかがわかってきました。

今日はエナガの大群が見れました、谷戸の奥でキビタキの声が聞こえました、など

その日の「見どころ、聞きどころ」を教えてくれます。

理科ハウスでは「今日出会える生きものたち」としてホワイトボードで紹介しています。


鳥だけではありません。

F島さん親子は、「よくわからないもの」についてもきちんと記録しています。

実はこれがおもしろいのです。


ベンチの上のウンチ。明らかに哺乳類のモノと思われるけど、こんなところにだれがしたんだろう?

池の近くでカルガモの死体。猛禽類にやられた跡がないけど、いったいだれが犯人?

などなど。


あれこれ想像を膨らませているうちに、

森に生息する生きものたちの息づかいやつながりが見えてきます。

すぐには解決しないけど、

見続けているうちに、何かと何かがつながって「そういうことだったんだ!」とわかる日が来るでしょう。

継続して観察するって大切ですね。


コーナーには、「池子の森のなぞ」の画像を展示しています。

みなさんも森の中で「ヘンなもの」を見つけたら、教えてください。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年6月26日(日) (NO.669)

リーゼ・マイトナーと放射線の実験


毎週日曜日にやっている実験ショー

今週は、「原子と元素」をテーマにした紙芝居と実験を行いました。


みなさんは、リーゼ・マイトナー(1878~1968)という科学者をご存知ですか。

今ちょうど113番元素命名のニュースで盛り上がっていますが、

113の4つ前、109番元素「マイトネリウム」の名前の由来になった女性科学者です。


女性科学者が珍しかった時代、マイトナーは原子核分裂の発見で多大な業績を上げたにも関わらず、

ノーベル賞を逃し、第二次世界大戦時にはドイツから亡命を余儀なくされました。

アインシュタインのE=mc2(二乗) の式やウラン核分裂のしくみなど、むずかしい内容も含まれますが、

なにより心に残るのは、歴史に翻弄されたマイトナーの壮絶な人生でしょう。

マイトナーの研究の一端をのぞいてみようと、放射線(の軌跡)を見る実験も行いました。

放射線を見る装置は、「霧箱」と呼ばれているもので、1897年にチャールズ・ウィルソンが発明しました。

今ではドライアイスを使って誰でも見ることができます。

霧のような線が容器の中で走ると、

「わぁー、見えた!」と歓声が上がりました。

ドライアイスはアイスクリームを買ったらもらえる分くらいの分量でもできます。

やりたい人は理科ハウスまで聞きに来てください。

理科ハウス 山浦安曇 森裕美子


紙芝居作家 片岡直子さんの作品です


元素周期表を見ながら お話を進めます


線源はマントルを使いました ビュンと飛ぶたびに「おお!」と声があがります

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2016年6月19日(日) (NO.668)

おとなもドキドキ実験ショー


毎週日曜日にやっている実験ショー

3時になると、次第に人が集まってきます。

テーマはウェブで告知していますが、内容は非公開。

なにをやるのかわからなくても、みなさん楽しみにしてくださっていると思うとうれしいですね。


実験ショーは、子ども向けと思っている方もいらっしゃるでしょう。

でも、理科ハウスの実験ショーは子どももおとなもありません。

全員参加が基本です。

はじめのうちは後ろの方から眺めているだけの大人の方も、気がつくとぐいぐい前の方に。

「ちょっと待って」「もう一度!」「ええー‼どうしてなの?」などの声もかかり、盛り上がります。

「そういえば~」などと自分の体験をお話ししてくだる方もいて、会話がはずみます。

みんなで考える、この一体感がたまりません。

ここまでお読みになった方は、どんなことをやっているのか気になるでしょう。

でも、それは当日のお楽しみ。

来週は、科学紙芝居「リーゼ・マイトナーの発見」です。

理科ハウス 山浦安曇


先週行った右と左の不思議実験の様子


5月に行った波の実験の様子


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2016年6月15日(水) (NO.667)

池子の森を歩く


最近、はまっているのは「池子の森」の散策です。

土曜日か日曜日の午前中の30分ほどを使って森に入ります。

歩きながら見つけた花や昆虫などを写真に撮っています。

じっと森の中に立っていると時々鳥が木から木へ飛び移るのを見かけます。

双眼鏡を必ず持っていきます。

近寄ると逃げてしまう虫や鳥を見るのにとても便利です。

30分ほどの散策ではせいぜい2、3種類のものを見つけるのがやっとです。

でも、それが私にはちょうどよいくらいです。


理科ハウスにもどってその花や虫の名前を調べます。

これにはけっこうな時間がかかります。

山浦に聞けばもちろん教えてくれるでしょうが、そうではなくて自分で調べるのが楽しいのです。

調べるには、理科ハウスは素晴らしい環境です。

本がたくさんあるからです。

最後に山浦に聞いて合っていれば、やったー!という気持ちです。


目と鼻の先にこんなすばらしい森が存在することに本当に感謝します。

季節を追って観察できるのもこれからの楽しみです。

皆さんも「池子の森」に行ってみませんか。

理科ハウス 森裕美子

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2016年6月8日(水) (NO.666)

花紛の研究


今、すっかりはまっているのが、はちみつの中に入っている花粉の観察。

スライドグラスに、はちみつをほんのちょっとだけ塗り、顕微鏡でのぞきます。

観察し始めたときには、アカシアのはちみつにはアカシアの花粉だけが入っているものと思っていました。

ところが・・・


実際には、アカシア以外のいろいろな植物の花粉が入っているのですよ!

三角形のあり、六角形のあり、とげとげのあり、ラグビーボール状のあり、

形がきれいなので、まるで「放散虫や有孔虫」を見ているよう。

すっかりはちみつ花粉観察にはまってしまいました。

そんな最中、埼玉県立自然の博物館で「花粉が教えてくれること」という企画展が行われていることを知りました。

これは行くっきゃない!


ということで、勉学のために埼玉県まで足を延ばしてきました。

花粉化石を研究している埼玉県立自然の博物館だけあって、資料も画像も豊富。

解説もわかりやすく、展示資料の分量も多すぎず少なすぎず、最後の展示までじっくり見ることができました。

一番知りたかった「花粉孔のしくみ」についてもバッチリ解説されていて大満足。

やっぱり、目的をもって訪れる博物館は楽しいですね。


今回、もうひとつ確認したかったこと。

それは、私がはちみつの中にみつけた花粉の同定です。

担当の方に画像を見せると、企画した学芸員さんにお渡ししてくれると言ってくださいました。


そして、後日。

学芸員の木山加奈子さんから直々にお電話が!

私が撮影した花粉画像ひとつひとつについて解説してくださいました。

もう感動です!

いきなりの訪問にもかかわらず、丁寧に対応してくださったこと、心から感謝申し上げます。

お世話になった岩石の学芸員さん、警備員さんも、ありがとうございました。

理科ハウス 山浦安曇


この中に何種類の花粉がはいっているでしょう。 みなさんも理科ハウスで観察してみませんか。

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2016年6月5日(日) (NO.665)

理科ハウスが紹介されました


最近、新聞の取材が続いていたのでご報告です。


まずはしんぶん赤旗です。

4月16日(土)付 「子どものページ」に大きく載せていただきました。


そして朝日新聞。

6月2日(木)付 湘南版のページです。

「科学館に夢中」という記事の中。

はまぎんこども宇宙科学館の記事といっしょに載っています。

いつも取材に来てくださる方が、取材を忘れてとても楽しんでくださるのがうれしいです。

科学は難しいと思われる方がいるかもしれませんが、理科ハウスでは、そんな心配は無用です。

何も知らなくても楽しめます(考える力は必要です)。

知っていればもっと楽しめます。

ぜひ遊びに来てください。

理科ハウス 森裕美子

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2016年5月31日(火) (NO.664)

水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ


今日は映画のお誘いです。

逗子海岸の近くにあるシネマ・アミーゴをご存知ですか?

ここで今、上映されているのが

「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」です。

大阪の高槻市にあるJT生命誌研究館の館長でおられる中村桂子さんが素敵に語りかけてくださる映画です。

私は昨年、東京で見てきました。

逗子で見ることのできる、またとないチャンスです。

6月11日までなのでぜひお出かけください!

理科ハウス 森裕美子

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2016年5月29日(日) (NO.663)

「光る!まゆの世界にせまる」サイエンスレクチャー


講師を務めてくださった「NPO法人くらしとバイオプラザ21」の笹川由紀さん、なんと筑波から来てくださいました!

アシスタントに大川さん、佐々さん、成見さんも。

午前中から小さな容器に液を入れる準備などしていただきました。


今日の実験は、遺伝子組み換えで光るようになったまゆからGFPタンパク質をとり出すという実験です。

笹川さん以外でやっている人はまだいない珍しい実験です。

マイクロピペットを使ったりして、本当の研究者になったみたい!

紫外線を当てるとよく光るので、光るタンパク質がどこにあるのかは一目瞭然です。

ミニカラムを使ったクロマトグラフィーで精製し、

きれいに光るタンパク質をうまくとり出すことができました。

ところがこんなきれいなタンパク質も酢を一滴入れるだけで光らなくなってしまいます。

扱いが難しいタンパク質、利用できるようになるまでは色々苦労があったんですねえ。

この光るまゆ同様、遺伝子組換え技術によって様々な性質のまゆが作れるようになり、

その利用方法は糸の他にも医療や化粧品として利用されているそうです。


実験が終わったあとも、

紫外線をあてるとなぜ目に見える光が出るのか。

品種改良と遺伝子組み換えの違いは?

遺伝子組換えとゲノム編集はどこがちがうのか?

などについて教えてもらいました。

研究者気分を存分に味わうことができた濃ーい2時間。

笹川さん、大川さん、佐々さん、成見さん、本当にありがとうございました!

理科ハウス 森裕美子


笹川さんから、今日の実験はめったに体験できないと聞いてドキドキ。

はじめてのマイクロピペット体験。実験手順をまちがえないように落ち着いて、落ち着いて。

GFPタンパク質を取り出せました。 キレイ!うれしい!

まゆとくわの葉入りのクッキー。かいこになった気分。ベイビーズブレスのオリジナルクッキーです。

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2016年5月20日(金) (NO.662)

カタツムリの飼育


このところ小5のMちゃんとKちゃんはカタツムリの飼育に夢中。

小さなカタツムリを捕まえてきては、飼育ケースで動きを観察しています。

えさも自分たちで持ってきます。

カタツムリにとって居心地のよい場所にしようと、「でんでんハウス」と紙に書き、ケースの上に置いておきました。

翌日見てみると、「でんでんハウス」と書いた画用紙に丸い穴が無数にあいているではありませんか!

そしてその日のうんちの色は真っ白でした。

「カタツムリは紙が好きなんだ」ということを発見したふたり。

もっと詳しく知りたいと、図鑑や本でカタツムリのことを調べはじめました。

そして、調べたことをクイズにしました。

MちゃんとKちゃんの力作、「カタツムリの一生絵巻物」、ぜひ見にきてください。

ふたりが直々に解説してくれます。

理科ハウス 山浦安曇

  カタツムリのテーマパークをつくっているところ

  網の上においておいた紙が・・・

 翌日、穴ぼこだらけに!!

 観察して発見したこと、調べてわかったことを、巻物にまとめてくれました!

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2016年5月19日(木) (NO.661)

雲見窓から


理科ハウスの2階にある「雲見窓」。

ここは、雲を観察する専用の場所です。


先日、来館した方が「5月から夏にかけては、環水平アークという虹のような光の帯がみられることがありますよ」、

と教えてくださいました。

数ある光学現象の中でも「環水平アーク」は、太陽高度が高い時期、そして昼前後にしか見られないということですから、ますます見たくなりました。


環水平アークは、上空の氷晶に太陽の光が屈折して現れる光学現象。

つまり、高層雲がでているときがねらいめ、ということですね。


教えていただいた日から、今まで以上に雲を見上げること数日.。

18日は朝からうっすらと巻層雲。

太陽の周りに、ハロ(内暈)と呼ばれる光の環ができていました!

でも、環水平アークは出ていませんでした。


翌日19日朝からよく晴れていましたが、昼前から巻層雲に覆われはじめました。

すると、ちょうど昼前に太陽と同じ方向の低い位置に光の帯が!

めったに見られないと聞いていたので、夢中でカメラのシャッターを切りました。


もしかしたら、今までも出ていたんでしょうけど、観察が足りなかったんですね。

雲に注目することで、素敵な光学現象に出会える機会がぐんと増えることは確か!

なんか得した気分です。

みなさんも今日から雲の観察を始めませんか。

アドバイスくださったSさん、ありがとうございました!

理科ハウス 山浦安曇

太陽は上方(写っていません)、上の弧がハロ、真ん中あたりの光の帯が環水平アーク。

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2016年5月18日(水) (NO.660)

地域の方に支えられて


お誕生日のお祝いにかけつけてくれた方々がいました。

なんとうれしいことでしょう!

覚えていてくださってありがとうございます。


そしてYさんからは多額の寄付もいただきました。

涙がこぼれそうになりました。

理科ハウスは、感謝の気持ちを込めてYさん専用のゴールドパス券を作ることにしました。

なかなかできないことですね。


素敵なお誕生日を迎えられて理科ハウスは幸せ者です。

本当にありがとうございます。

理科ハウス 森裕美子

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2016年5月16日(月) (NO.659)

8歳になりました!


今日は理科ハウス8歳のお誕生日です。

思いっきり走りっぱなしの8年間でした。


行きたいところに行く、というのが理科ハウスのやり方です。

周りが見えていないときもあったかもしれません。

時々は行きたい方向がわからなくなりました。

疲れちゃったよーとグチをこぼしていた時もありました。


止まることだってできたのに、走ってこられたのはどうしてでしょう。

それはきっとわくわくするようなチャレンジ!の連続だったからです。

10周年までもうちょっと、がんばるぞー!

と、心新たにしたのでした。

Happy birthday!

理科ハウス誕生の様子

理科ハウス 森裕美子

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2016年5月10日(火) (NO.658)

居心地のよい科学館


最近、中学生や高校生がよくきます。


2か月前、こんなことがありました。

理科ハウスには「脳みそがよろこぶ問題」というコーナーがあります。

ホワイトボードに算数(数学)の問題が書かれています。


あるとき、そのボードに見たこともない問題が書いてありました。

直線の式が3つ、この直線で囲まれた部分の面積を求める問題でした。


「あれー、何これ?」と私。

「僕が考えた問題」と中学3年生。

「えっー? 難しそうじゃん」

「うん、解いてみてよ」

「自分で問題作るなんてすごいね!」

「うん、楽しいよ」


そして、高校生になった彼に

「ねえ、この前書いてくれた問題の答えだけどさ。○○かなあ?」と私。

「おおっ、正解だ!」と、ハイタッチしてくれました。


そのとき、「他の大人は誰も解いてくれなかった」と彼がボソッとつぶやいたのを聞き逃しませんでした。

きっとどの大人も忙しかったんだろうね。


理科ハウスでもひとり一人と向き合っていくのはなかなか大変です。

でも、子供達に信頼される大人でありたいなあと思います。

土曜日には高校生が化学の課題を解きに来ていました。

日曜日には中学生が、始めてきた来館者に館内の案内をしていました。

中学生、高校生に居心地がよいと思ってもらえるような科学館ってどんなところなんだろうと

最近考えるようになりました。

理科ハウス 森裕美子

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2016年5月6日(金) (NO.657)

湘南国際村フェスティバルに出店


今年も、ゴールデンウイークの3~5日の3日間、湘南国際村フェスティバルに出店してきました。

このフェス会場で毎年必ずお会いする方もいて、私どもにとっても楽しみなイベントのひとつです。


理科ハウスでは、例年のように科学グッズの販売と科学おもちゃワークショップ、そして科学の古本市を行いました。


科学おもちゃ「ひっぱるとコマ」づくりは、先着50名のところ、毎日午後2時前には売り切れ。

穴に糸を通したり、糸を結んだり、悪戦苦闘しながらも、できあがったときにはみんな大満足の表情!

一生懸命に回す練習をしていました。

自分で作ったから、壊れても直せるね。


科学グッズは、「おばけけむり」や「ハーフスーパーボール」「ヘビゴマ」などの昔なつかしいおもちゃが大人気で、

おじいちゃんやおばあちゃんがお孫さんにとお求めになってくださいました。


特に好評だったのは今年から始めた古本市です。

「本当にもらってもいいの?」と大事そうに本を抱えていらっしゃる人も。

本が欲しい人のところに貰われていくのを見るのは、うれしいですね。


グッズ販売とワークショップの同時進行でバタバタでしたが、たくさんの方と交流でき充実した3日間でした。

ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。

今度は、理科ハウスでお待ちしています。

理科ハウス 山浦安曇

さすが、湘南国際村フェスティバル。 人の波がとぎれません


 今年の科学おもちゃはこれ「ひっぱるとコマ」。ひもをひっぱると羽がまわり、自動で巻きもどされます!

 ジャンクホビー工房の有馬さんアイディア提供

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2016年5月1日(日) (NO.656)

池子の森情報満載!


今、池子の森の自然情報コーナーが、とてもにぎやかです。

池子の森に行った方が帰りに理科ハウスに立ち寄って、

「こんな鳥をみたよ」「白い花がたくさん咲いていてきれいだった」

と教えてくれるからです。


撮影した画像をみたり、いっしょに図鑑で確認したり。

毎週、新しい情報が入ってくるので、とても新鮮です。

先週見れた鳥が、もう今週は別の鳥に入れかわっていたり。

季節の移り変わりを、リアルに感じることができます。

今や理科ハウスの「池子の森コーナー」は、どこよりもはやく池子の森の生の姿を伝えているかも!

どんな小さな発見でもかまいません。

「こんなもの見つけたよ」を理科ハウスに教えにきてください。


理科ハウス 山浦安曇

来館者に、見つけた生きもの情報をマップにふせんではってもらっています。

今日見れる生きものが一目でわかるボードも設置 


鳥類調査は毎週新しいデータを見ることができます。調査者は久木在住のFくん(小6)

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2016年4月30日(土) (NO.655)

開館時間を延長します


ゴールデンウィークが始まりましたね。

街をランニングしている人、ご家族で出かける様子など見かけます。

そのせいか、今日の理科ハウスはいつもの休日より少し静かでした。

やはり帰省したり、遠くにお出かけの方が多いのでしょう。


来週は湘南国際村フェスティバル

http://www.shonan-village.co.jp/festival2016/

に出店しますので、ぜひ遊びに来てください。

ワークショップもやる予定です。


ところで、4月から理科ハウスの2階が少し変わったのを知っていますか。

理科ハウスの対象年齢は小学3年生以上ですが、最近は中学生、高校生がよく訪れます。


それで、ゆっくり研究できるように 2階は高学年専用(小学5年生以上~大人)にしました。

顕微鏡を使って研究したり、難題にチャレンジしたりできます。


そして、中学生以上の開館時間を8月までは午後5時30分までに延長します。

(小学生までの人は5時までです)

理科ハウスの扉があいていたら寄ってみてね。

理科ハウス 森裕美子


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2016年4月26日(火) (NO.654)

気象予報士さんに質問!


理科ハウスの「雲見窓」に、

気象質問コーナーができました。

答えてくださるのは、気象予報士の山本由佳さん

今や全国で大活躍のサニーエンジェルスの代表をなさっている方です。


「高気圧の方が体が押されて重くなるイメージがあるのに、実際は高気圧のときは重く感じられず低気圧のときの方が重く感じるのはなぜですか?」(中1女子)

「高気圧には前線はないんですか?」(中1)

などなど、早速質問が出ています。


山本さんの解説はとってもわかりやすいと大好評。

その他にも月ごとの雲見ポイントも解説していただいています。

ちいさな窓だけど、内容てんこもり!

みなさんも理科ハウスにきたら、2階のちいさな窓から空を見上げてみてください。

きっと今まで気がつかなかった発見がありますよ。

理科ハウス 山浦安曇


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2016年4月17日(日) (NO.653)

世界は小さなつぶでできている!多田将さんのめっちゃわかりやすい素粒子のはなし


「金髪の研究者って、なんで?」

「見ためとのギャップが大きすぎるー」

話が始まるまでドキドキの中学生たち。


そして・・・

「おもしろかったー」

「わかりやすかったー」

と言ってニコニコ顔で帰っていきました。


多田さんの話はなぜ難しくないのか。

素粒子の話なのに。

子どもたちだけに話すのは初めてと言っていた多田先生の話はガチで超真剣勝負。

素粒子からの脱線はなし。


でも話がわかりやすいのは、たとえ話がうまいから。

たとえば「電場」を、「猫場」の話に置き換えたり、

「動きにくさ」を、パーティーが始まる前と始まった後の状況に置き換えたり、

(聞いていない人は何のことかさっぱりわからないと思いますが、ごめんなさい)

「クォークを日本語に訳さなかったのは・・・」とか。錬金術や科学史の話もちょいちょい入るし。

ついつい引き込まれちゃってあっという間の2時間でした。


後半ではみんなからのたくさんの質問に答えてくれました。


ニュートリノは地球も貫通するそうですが、ニュートリノで貫通できない物はありますか?

同じ種類のクォークが、3つ以上くっつくことはあるのですか?

光子(フォトン)は重さがないのに、なぜものを押す力があるのですか?

一番最初に原子核を見つけた人は、なぜ金の原子にアルファ線をあてたのですか?

万有引力のような、物理の法則はどのように考えられたのですか?

地球はなぜ丸いのですか。

宇宙ができる前の前の前…に時間はあったのでしょうか。

太陽は銀河系の中をすごいスピードで動いているのに、なぜ銀河系の外にでてしまわないのですか。

地球の自転は、なぜ今回っている方向なのですか。反対回りの可能性はあったのでしょうか?

地球はまわっているのに、なぜ私たちはそれを感じないのですか?

もしも、地球のまん中に行ったら立てるのですか?

人の行動はその人の選択によって決まってきますが、もうひとつの選択によってできた別の世界に行くことが可能なのでしょうか。

超対称性粒子は超ひも理論を成り立たせるためだけにつくられたものですか?また超対称性粒子が仮に存在するならば、どのような働きをする粒子になりますか?

最後に「重力波のことをもっと知りたい!」

これに答えるには次の機会にってことになりました。

多田さんがまた来てくださることが決定!

みなさんお楽しみに~

多田将さん、めっちゃ楽しい物理講義をありがとうございました。

理科ハウス 森裕美子


     インパクト大、大、大! いろんな意味で目がくぎずけ ビビる中高生


  多田先生の講義にぐいぐい引き込まれていく小中高生。すごい集中力!


     おやつは「素粒子クッキー」 今回もベイビーズブレスさんの手作りです


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2016年4月10日(日) (NO.652)

池子の森自然情報発信中


3月19日から開園(土日祝日のみ)となった池子の森自然公園

公園入り口は理科ハウスの目と鼻の先にあり、週末になると市内の方はもちろん、市外からもたくさんの方が訪れています。


今回開園となったエリアは約70年間ほとんど人の手が入らなかった緑地.。

樹木の伐採やスギ・ヒノキの植林、山野草の採取が行われることがなかったため

植生だけでなく、数多くの野鳥や昆虫、水生生物が残されている大変貴重な場所です。


そこで理科ハウスでは、池子の森の自然情報を発信するコーナーを館内に新設しました。

今ちょうど観察できる野鳥や昆虫、植物。

さらには、森歩きを楽しむちょっとしたコツや観察ポイントなども紹介しています。

池子の自然を保全するためには、まずはどんな生き物がいるのか知ることが大切ですね。

自然情報はどんどん更新していくつもり。

池子の森を訪れたら、ぜひ理科ハウスに立ち寄ってあなたの見つけた自然を教えてください。

理科ハウス 山浦安曇

Fくん(小6)が毎週野鳥観察のデータをもってきてくれます。山浦はチョウ類のルートセンサスを行っています。

(注意)池子の森自然公園では、動植物の採取は禁じられています。目と耳と鼻で楽しみましょう。

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2016年4月4日(月) (NO.651)

プラネタリウム終了しました


今日はプラネタリウムドームを解体しました。

二か月間、たくさんの方に見ていただくことができました。

毎週テーマが変わる解説はいかがだったでしょうか。

まだ続けてやっていたいような寂しい気も少ししています。

でも、本物の星空はいつでも見れるのですから・・・。

今度は理科ハウスの屋上で夜空をいっしょに見ましょう!

天気が良い日にいきなり決行するかもしれないので、

見たい人は理科ハウスのホームページのチェックをよろしくお願いいたします。

理科ハウス 森裕美子

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2016年3月27日(日) (NO.650)

哲学と科学


進学先が決まったと報告に来てくれた中学3年生。

来たときはたいてい、理科ハウス名物「みんなのぎもん」に質問を書いてくれます。


彼の質問内容は科学というより哲学の範囲。

人は人生の中で「選択する」ということを余儀なくされる。

もし、そうでない「選択」をしていたら・・・。

などと考えてしまうことはありませんか?

彼はその別の「選択」が行われた世界もあるのではないかと考えました。


今、自分がいる世界ではない、もう一つの世界。

あるかもしれないなー。

自分の知らないところで。


なんて、いっしょに話をしていたら

「学校でこんな話しても誰ものってこない。理科ハウスの疑問のコーナーはふだん話せないことを書けるからいい」

と言ってくれました。

ありがとう!


理科ハウスは哲学も受けとめるよー。

科学と哲学、どちらも真実を追求する学問。

またぜひこの続きをやりましょう!

理科ハウス 森裕美子

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2016年3月23日(火) (NO.649)

はじめてのプラネタリウム体験


一週間ぐらい前のことです。

I小学校の2年生が「町たんけん」で先生といっしょに理科ハウスを訪ねてくれました。

みんな元気いっぱい!

プラネタリウムも見て楽しんでくれました。


その次の日の放課後。

「また来たよー!」と2年生数人。

「いままで気になってたんだけど入れなかったんだ。でも、先生といっしょに来たからもう一人でもこれるよ」

そうか、ひとりでは入りにくかったんだね。

そりゃそうだね、まだ2年生だもの。

土、日曜日にはお父さんをつれてきた子も。


そして、今日来た2年生はお母さんといっしょでした。

プラネタリウムドームに入って、星がわーっと写し出されたときのことでした。

お母さんが思わず

「わあー、きれい!」とつぶやきました。すると、

「でしょー、ぼく、お母さんにこれ見せたかったんだ!!」


理科ハウスやっててよかったなあ。

こんな素敵な親子の会話が聞けるんだもの。

みんなもうすぐ3年生!

いよいよ学校で理科を学びます。

理科ハウスでもいっぱい遊ぼうね!

理科ハウス 森裕美子

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2016年3月21日(月) (NO.648)

葉山しおさい博物館サイエンスカフェ


連休の最終日、葉山しおさい博物館で倉持卓司さんによるサイエンスカフェが行われました。

テーマは「海藻からみた進化の不思議」。

今回は山浦が司会進行をつとめさせていただきました。


倉持さんはちょうど広島大学の調査船「豊潮丸」の調査から戻ってきたばかり。

お話はその調査で採取した極限生物から始まります。

高温の温泉に生息するイデユコゴメ。

酸素がほとんどない湖にすむクロマチウム。

これらの原始生命体が藻類の進化と深い関わりがあると倉持さんは言います。

これまで一口に「海藻」とくくっていたものが、実は多様な種類があり、生物界の中で重要な位置をしめていると知り、

海藻ってすごい!

ちょうど「今年はワカメが記録的な暖冬で不漁」とのニュースが流れてきたばかり。

ほんとうに暖冬なのか? 本当の不漁の原因は?

興味深い解説に聞きこんじゃって、うっかり司会を忘れそうに。

お話の後もみなさんとたっぷりやりとりすることができ、内容の濃い座談会になりました。


葉山しおさい博物館のサイエンスカフェは、博物館にぶらりと遊びに来た方が予約なしで参加できる気楽な会です。

海がテーマのしおさい博物館、次はどんなお話が聞けるのでしょう。

楽しみですね。

理科ハウス 山浦安曇

 庭園の中にある雰囲気のある会場 

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2016年3月20日(日) (NO.647)

かわいじゅんこさん@理科ハウス


開館と同時に次々と来館者がやってきます。

今日はゲスト、かわいじゅんこさんによるプラネタリウム解説です。


1時20分には1回目の投影を待つ人でいっぱいになりました。

そして、また次々と人がやって来て・・・

かわいさんには結局4回も解説をしていただきました。

ドームの中から漏れてくる笑い声。

あー、楽しそうだなあ。


解説する人が変わるとドームの雰囲気も変わります。

大きな科学館でも解説者を選んで行っている人もいるとか。

あなたもいつか解説する人になってみませんか。

かわいさん本当にありがとうございました!

また遊びに来てくださいね!

理科ハウス 森裕美子

 世界でたったひとりのプラネタリウムプランナー。かわいさんは逗子の宝です!

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2016年3月16日(水) (NO.646)

FM横浜 ホズミング@理科ハウス


FM横浜の人気レポーター穂積ユタカさんが理科ハウスにやってきました。

「すぽーーーーん!」が生で聞けるなんて。

ああ、生きててよかった!


穂積さんは理科ハウスにはいるやいなや、入館料入れやアリジゴク釣りなどに夢中。

エグザイルふりこも粉あてクイズもやかんモビールも、本気で挑戦してくれました。

放送時間は5分×2回だったのですが、理科ハウスの楽しさを全身で伝えてくださいました。


気がつけば、館の外には穂積さんのファンの方が!

芸能人ってすごい。

私たちもきさくで礼儀正しい穂積さんのファンになりました。


近くに湘南ビーチFMあるけど、FM横浜もいーね!(笑)

理科ハウス 山浦安曇



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2016年3月7日(月) (NO.645)

科学教育と森林教育の接点を探る


3月7日、公益財団法人 地球環境戦略研究機構 国際生態学センター(IGES-JISE)主催の市民環境フォーラムに参加してきました。

テーマは「これからの森づくりと森林教育」─何をどう伝え、引き継ぐか─です。

基調講演は大石康彦さん(森林総合研究所)の「自然体験活動の場・素材としての森林の意義」、

実践報告として、森びとプロジェクト委員会の高橋佳夫さん、国際生態学センターの矢ヶ崎朋樹さん、そして理科ハウスの山浦が発表しました。


いや~緊張しました!

理科教育関係の研究会では、たびたび実践報告していますが、

今回は「森林教育」。

異なるジャンルでの発表ははじめてです。


森林教育には、さまざまな活動がありますが、活動を通じて人が育つと言う側面があります。

科学館活動も、生涯学習の場であることはまちがいないので、根っこのところで共通するものがあるはずです。

理科ハウスの活動を紹介することによって、フィールドは違えどお互いの活動を見直すヒントになればと、思い切って登壇しました。


資料を作成するにあたり、これまでの活動を振り返ってみたのですが、

あらためて理科ハウスという場にきてくださる方々に支えられていることを認識しました。

今回のフォーラムの参加者は、森づくりに携わっている市民や行政の方がほとんど。

参加者のみなさんも、自然と向き合う活動を通じて、新しい自分を発見したり、他人と支え合ったりする体験を重ねているだけに、

私の話にもうんうんとうなずいてくださいました。


終了後、たくさんの参加者の皆さんが挨拶をしにきてくれて、とても嬉しかったです。

今回は理科ハウスの活動を見直すいいきっかけにもなりました。

国際生態学センターのみなさま、大変お世話になりました。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年3月5日(土) (NO.644)

うれしい報告つぎつぎと


3月1日から11日までちょっと長めのお休みをしています。

春に向けて、新しい展示を準備するためでもありますが、

学校で授業をしたり、委員会や会議に出たり、シンポジウムで講演したり、子ども会でワークショップを行ったりなど、

館外で活動するためでもあります。


そんな最中にも、嬉しいニュースが入ってきました。

中学や高校受験、大学受験が終わったばかりの小学生や中学生、高校生が、結果を報告しにきてくれるのです。

第一希望でも第二希望でも、とにかくやりとげた感のある爽やかな顔!

ほんとうによかったね!みんなおめでとう。


高校生になっても大学生になっても、遊びに来てほしいなあ。

きっと来てくれるでしょう。

新高1が、さっそく新しい問題を作っていってくれましたから!

理科ハウス 山浦安曇

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2016年3月3日(木) (NO.643)

体育館でポリ袋ロケット飛ばし大会


今日は理科ハウスを休館にして、第一運動公園にある施設「スマイル」へ。

逗子こども会主催の行事に参加させていただきました。

体育館の中には大きなプラネタリウムドームができていました。

その中ではプラネタリウムプランナーのかわいじゅんこさんが星のお話をしてくれます。


私たちはドームの外で、ポリ袋を使ってロケットづくりのワークショップを行いました。

どれくらい飛ぶのかな?

ためしにビニール袋に空気を入れて投げてみてください。

なかなか飛ばないものですね。

でも重りをつけたり、羽をつけたりすると・・・。


誰が一番遠くまで飛ばせたか記録をとってみました。

なんと最高記録は12m20cm!

すごいですね!

なかなかうまく飛ばせずに苦労していた子どもたちもいましたが、広い体育館で思いっきり遊べました。

あー楽しかったね!また遊びましょう。

理科ハウス 森裕美子

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2016年2月28日(日) (NO.642)

プラネタリウムトーク


いつも理科ハウスのプラネタリウムでは、ドームを暗くする前にちょっとだけお話をしています。

みんなの前に地球儀を置いて

「地球はどっちに回ってるの?」

こう問いかけて実際に回してもらいます。

右回転で回したり、左回転で回したり、いろいろ意見が分かれます。

大人だって「あれ?どっちだっけ?」となります。

「どっちにまわっているのか、何を見たらわかるん?」

「太陽!」

「星の動き!」

太陽が東から登って西に沈むのはよく知っている子どもたち。

今度は地球儀の東と西を聞いてみると意外にあやふやだったりします。

明かりを太陽にみたてて東から登るようにするには・・・。

「こっちまわりだ!」と納得してくれます。

次は公転。

これはさらに難しいですね。

2週間にわたって星の動きについて解説してみました。

360度÷24時間とか、360度÷365日とかを暗算でやってもらったり・・・。

星の動きはほんとに複雑です。

でも、空が動いているのは地球が動いているからなんだよなあと感じられたらすごいよね。

私達って、地球っていう大きな宇宙船に乗っているんだね!

理科ハウス 森裕美子

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2016年2月27日(土) (NO.641)

選ぶのに困っちゃう実験


インフルエンザとか溶連菌とか、市内ではかなり流行っている様子。

近くの小学校でも次々に学級閉鎖になっていると聞きました。

そんな最中ですが、理科ハウスは元気に開館しています!


中学入試、高校入試が終わったばかりということで、今年の理科問題を徹底研究。

その中でもおもしろい問題をアレンジして展示しています。

ちょっとした頭の体操にもなりますから、受験に関係ない人も大人もぜひ挑戦してみてください。


1階のドームでは、プラネタリウムの間に「暗やみ実験」(3時から)を行っています。

以下の実験の中から、見たいものを一つ選んでもらっています。

「これも見たい、あれも見たい!」

「ひとつだけ選ぶなんてできなーい」とまるでレストランでメニューを選ぶ気分。

どれもびっくりするような実験ばかりですから、これはなんども通うしかありませんね!

プラネタリウム解説は、平日は16時から1回 土日は14時と16時の2回

      (約20分、途中で退出することはできません)

暗やみ実験は、15時から1回

時間に余裕をもってお出かけください。

理科ハウス 山浦安曇

         昨年よりメニューを増やしました。

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2016年2月17日(水) (NO.640)

植物って謎だらけ


今、学芸員実習にきているKさんはY市立大大学院生。

大学院では、コムギの遺伝情報をコンピュータを使って調べる研究をしているとか。

ところが研究内容をきいても、遺伝情報? mRNA? 転写? 次から次へと専門用語がでてきて、

うーんむずかしいなあ・・・。


そこで、彼女が研究対象にしているコムギについて、わかりやすい展示を作ってもらいました。

知っているようで知らないコムギの不思議。          

コムギの遺伝子を調べることでなにがわかるのか。

話しているうちに、Kさんが植物の進化の謎の解明に挑んでいるのだとわかり感動してしまいました!

研究って素晴らしい!


実は、Kさんは高校生のころから理科ハウスに来て、サイエンスカフェにもよく参加してくださっている常連さんでもあります。

そんな彼女が実習先に理科ハウスを選んでくれたことが、なんといっても嬉しい!

そんな彼女ですから、展示解説もお手のもの。

実習は23日までですので、ぜひKさんの話を聞きにきてください。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年2月15日(月) (NO.639)

プラネタリウムが始まりました!


今年はどんな話から始めようかなあ、と思っていたら

タイミングよく第9惑星があるのかも?なんていうビッグなニュースが飛びこんできました。

それで惑星のお話から始めることにしました。

理科が大好き!という4年生の男の子が毎日通って来て私の解説を熱心に聞いてくれます。

うれしいです。

理科ハウスのプラネタリウムは初回だけ100円かかりますが、

そのあとはお金がかかりません。

何度も聞くことで少しずつ理解できるようになります。

是非是非何度も足を運んでくださいね。

明日からは星の動きについて解説します。

理科ハウス 森裕美子

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2016年2月11日(木・祝) (NO.638)

顕微鏡を使いこなす


理科ハウスの顕微鏡コーナーが充実しています。

光学顕微鏡と双眼実体顕微鏡を数台並べて、いつでも興味のあるときに見れるコーナーを設置しました。


これまでプレパラートはこちらで用意し、みなさんにのぞいてもらっていたのですが、

やはり、自分でセッティングして、ようやく見つけたときの喜びは格別です。

はじめは顕微鏡の使い方に慣れなくても、

見えるまで何度も操作しているうちに、

だんだん上手になってきます。


理科ハウスでは砂や植物、プランクトンなどさまざまな資料を用意していますが、

もちろん自分で見たいものを持ち込んでもOK!

学校の帰りに拾った石を顕微鏡で見たり、

旅行で撮ってきた沖縄の砂を持ってきて調べたり、

子どもたちの活動も広がっています。

昨日は麻布科学実験教室の阿部昌浩さんが教室の先生といっしょにお見えになりました。

なんとおふたりは地学の専門家。

海岸の砂をのぞきながら、

「これなにかなあ?」

「黒雲母だよ」

「すごっ!」

どんな質問にも丁寧に答えてくださるので、子どもたちはすっかり夢中に。

自分で「砂の中の鉱物図鑑」を作っている子もいました。

素敵な出会いに感謝!

みんな、本当にラッキーだったね。

麻布科学教室の先生方、ご指導ありがとうございました。

そんなわけで、持ち込み大歓迎です。

これからの時期は、花粉カエルの卵なども見てみたいですね。

理科ハウス 山浦安曇


あった! きらきらしてる~ 見て見て! やはり自分で見つけるのが楽しいよね

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2016年2月8日(月) (NO.637)

理科ハウス、ただいまピンチです!


2年前、私が病にかかって入院していたときもかなりのピンチでした。

ところが今回は山浦も森も不自由な体になっています。

山浦は1月中旬に転倒し右手を骨折、全治1か月。

森は1月31日にすべって背中を強打、一年前に圧迫骨折していた腰椎をまた痛めました。


これがプラネタリウムドームを立てる2日前の状況です。

これは大変だ!

なんとかしなくては!


このピンチを救ってくれたのがY崎さんとyokoちゃん、O田さんです。

Yさんには2年前からドームの組み立てを手伝ってもらっていました。

てきぱきと動いてくれる三人のおかげで、なんと一日できれいなドームができあがったのです!


三人には感謝の言葉しかありません。

助かったよー。

本当にありがとう!


てなわけで明日から開館予定なのですが、まだ私たちは本調子ではありません。

不手際があるかもしれませんが堪忍してくださいね。

でも、ちゃんと予定日に開館するからねー。

トークも実験も、これまでとはひと味もふた味も違うコンテンツを用意しています。

激励のお言葉お待ちしています。

理科ハウス 森裕美子

ドームの頭をくみたてているところ。これを3メートルの高さまで持ち上げるのが大変なんです。

Yさん、yokoちゃん、Oさんの3人のおかげで、完璧な暗闇ドームが完成しました。

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2016年1月31日(日) (NO.636)

総研大サイエンスカフェ「脳とコンピューターをつなげる」


脳の研究をしている西村さんは、学生時代は50メートル走で6秒を切るほどの超スポーツマン。

レスリングや陸上でご活躍。

スポーツをやるために体育系の大学を選んだそうです。


そんな西村さんはスポーツをやるときには筋肉を鍛えるだけではなくて、脳の働きが大事とおっしゃる。

筋肉を動かしているのは脳なんだから。

その脳と筋肉をつないでいるのが神経。

その中でも、筋肉を動かすのに大事な中枢神経が集まっているのが脊髄。

ここがこわれたら、体にまひが起こったり、動かなくなったりします。


これは配線が切れたようなものだから、なんとか新しい配線を作ればいい。

というわけで、それをコンピューターでつないじゃったのが西村さんの研究です。

脳→コンピューター→筋肉っていうふうに。

臨床試験の結果、下半身まひで歩けなかった人が歩行器を使って歩けるようになったんですって。

一部の脊髄が残っている人には、こうやって歩く練習を続けることでどんどんそのシステムを回復していくことができるそうです。


人間のからだってすごいなあ。

実は脊髄は配線の役割をしているだけじゃなくて、筋肉を動かす機能もちゃんと持っているんです。

動物は、脳がなくてもちゃんと歩くことができると知ってびっくり!

ただし、歩けっていう指令を出すのは脳だけどね。


西村先生の研究はまだまだ続きそうです。

ますますのご活躍を楽しみにしています。

総研大の方々にもお世話になりました。

ありがとうございました。

理科ハウス 森裕美子

 スポーツ万能そして科学者でもある西村さん みんなのあこがれの視線が集まります!


 今日のテーマにぴったりのおやつ、脳のパズルクッキー 運動野はどこにあるかな~などと考えながら食べました。 

 今回もベイビーズブレスさんにつくっていただきました。ありがとうございました!

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2016年1月24日(日) (NO.635)

ドングリこまはよく回るのか? 実験ショー


実験ショーの日曜日がやってきました。

3時前から、次第に人が集まってきます。

実験ショーを楽しみにしてくれているのかな、うれしいですね!

今回のテーマは「こま」。

なんだそんなこと知ってるよ、なんて聞こえてきそう。

実験ショーを始める前もそんな感じでした。

「どっちのコマがよく回るかな?」

いろいろなパターンのコマ対決を見せるうち

次第にみんなの予想がはずれていきます。

「えーっ、どうして?」

「知らなかった!」

あたりまえと思っている現象にこそ、不思議がたくさん隠れているのです。

予想がはずれたときこそ、感動も大きい!

今日も参加者から、なるほど!と思わせるいい意見がたくさんでました。

高学年が多いと議論も活発になりますね。

来月からプラネタリウムが始まります。

星のおはなしはもちろん、まっくらになるドームの中でおもしろ実験も行います。

もちろん、日曜日の実験ショーもやりますよ。

次回は、2月14日 「誰も知らない磁石の不思議」ショーです。

理科ハウス 山浦安曇

最後はみんなでコマづくり。ただし、円や正方形、正三角形、お花、★など対象な形以外でというキビシイ条件つき

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2016年1月23日(土) (NO.634)

学芸員実習生のNさん


火曜日から学芸員実習に来ているのは、T大のNさん。

専門は化学分野とのことで、元素周期表のコーナーを担当してもらっています。

研究対象であるセシウムをテーマに「今週の元素」の解説も書いてもらいました。

ふだん、子どもたちと触れ合う機会はめったにないそうですが、

実習を重ねるうちに顔見知りの子もでき、

「ねえ、ちょっと来て!」とご指名で呼ばれるほど親しまれるようになりました。

理科ハウスのような小さな場所で、

しかも初対面の方と接するのは

実はとてもストレスフルなこと。

たったの数日で、場に溶け込むことができるのはNさんのお人柄もあってのことでしょう。

学芸員にはしなやかさも大切ですね。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年1月19日(火) (NO.633)

ついに!


9日から始めた「エッグドロップ」。

これまで何人もの人が挑戦してくれたのですが、成功した人はO。

高さ5メートルからA42枚の紙だけで卵を落としても割れない入れものを作るという理科ハウスルールは厳しすぎたのか、と思っていた矢先、

ついに、成功者が現れました!

近所に住むKくんです。

Kくんのすごいところは、思いついたアイディアをちゃんと形にできること。

実は1回目は失敗してしまったのだけど、

家に帰ってからもずっと、どうしたらうまくいくのか考えていたんだって。

あきらめないところも、すごい!

Kくんがどんな入れものをつくったかは、ヒミツ。

みなさんも、思いついたらまずは作ってみて。

失敗するところからがスタートです!

理科ハウス 山浦安曇

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2016年1月13日(水) (NO.632)

お正月の科学


学校も始まって、すっかりお正月気分がぬけたところですが、

理科ハウスではまだまだお正月を楽しんでいます。

1月限定の展示ですので、ぜひご体験ください。

理科ハウス 山浦安曇

   松にもいろいろな種類があります


    今年はサル年ですね


    お正月といえば、みかん。みかんの香りはどれ?


     熱を伝えやすい金属は?


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2016年1月10日(日) (NO.631)

実験リクエスト大歓迎!


「静電気のことを研究しているので、実験をしてほしい」

こんなリクエストをいただきました。

嬉しいですね!

知りたいときこそ、学びどき。

日曜日の予定を変更して、静電気の実験を行いました。

みなさんの協力もあって実験は大成功!

中には「もっと、見たい!」というお父さんもいらしたので、また続きの実験をしたいと思います。

11月から始めた日曜日の実験ショー50連発。毎回違うテーマで行っています。

見逃してしまった実験、今ちょうど興味を持っている実験などありましたら、どうぞリクエストしてください。

喜んでお応えいたします。

理科ハウス 山浦安曇

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2016年1月9日(土) (NO.630)

エッグドロップに挑戦!


エッグドロップという競技を知っていますか。

高いところから落としても卵が割れないような入れ物をつくるというコンテストです。

JAXAや大学などさまざまなところで行われている人気のある競技なので聞いたことがある人もいらっしゃるでしょう。

やってみると、これがなかなか奥深い。

割れたらどうしよう、というドキドキもたまりません。

今日は用意しておいた卵(ゆで)がすべて売り切れてしまいました。

いまだ成功した人はおりません。

果たして、卵が割れない入れ物をつくることができる人はいるのか。

あなた様のご来館をお待ちしています。

理科ハウス 山浦安曇

 理科ハウスの2階から落とします。3、2,1、落下!

 簡単そうに見えて、難しい皿回し。回すにはコツがあります。

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2016年1月6日(水) (NO.629)

お正月を科学しよう


あけましておめでとうございます。

昨年はたくさんの方との出会いがありました。

今年はどんな方との出会いがあるでしょう。

理科ハウスでわくわくドキドキの時間を過ごしていただけたらうれしいです。

今年もよろしくご支援ください。

1月のテーマは「お正月の科学」です。

エッグドロップコンテストや皿回し大会も行います。

お正月気分でいっぱいの理科ハウスへようこそ!

理科ハウス 森裕美子 山浦安曇

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2016年1月1日(金・祝) (NO.628)

明けましておめでとうございます

 

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