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2008年12月26日 (金) (NO.74)


「理科室をサポートする会」の活動をおこないました


年末をいかがお過ごしでしょうか。

昨日の午前中、「理科室をサポートする会」の活動をおこないました。

場所は近くの小学校の理科室。

ボランティアさんが5人集まり、ふたりの先生といっしょに理科室の棚の整理や流しの掃除を行いました。

フラスコを洗ったり、使えなくなった道具を処分したりしました。

2時間ほどでしたが、すっきりかたづきました。

理科室は道具がたくさんあって、実際、先生だけでかたづけるのは大変です。

ボランティアの登録を常時募集しています。ぜひご参加ください。

理科ハウス 森裕美子

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2008年12月17日 (水) (NO.73)


サイエンスカフェ「はじめての量子論」参加受付中!


昨日から1月18日に行うサイエンスカフェ「はじめての量子論」の申し込み受付を始めました。

すでに7名の申し込みがありました。

大きな反響に驚いています。

参加希望の方はお早めにお申し込みください。

理科ハウス 森裕美子

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2008年12月5日 (水) (NO.72)


お休みの理由


明日は理科ハウスが入会している

科学読物研究会40周年記念の会が東京九段の科学技術館で行われます。


その会に出席するため、理科ハウスをお休みさせていただきます。


来週は京都で科学教育ボランティア研修大会が行われます。

そこで理科ハウスの活動について発表することになっています。

そのために来週の土日もお休みさせていただきます。

今月は、土日の開館日が非常に少なくなってしまい、本当にごめんなさい。


10日(水)にテレビ神奈川(TVK)からニュース番組(17時30分)に出演の依頼がきています。

7日(日)に収録があるので、テレビに映りたい人は理科ハウスにきてください。

理科ハウス 森裕美子

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2008年12月3日 (水) (NO.71)


展示を入れ替えました


12月になり、逗子の町もクリスマスの装いになりましたね。

理科ハウスも、この土日に展示を半分入れ替え、2日から新装開店しています。

開館前や来館者がいないときに、スタッフふたりで予備実験をしているのですが、

これがなかなかおもしろい。

(内容は来てからのおたのしみ!)

今の時期しかできない実験なので、この機会をのがさず体験しにきてください。


また、ショップでは、クリスマスプレゼントにぴったりのグッズをそろえました。

炎がカラフルに燃えるろうそく、

結晶づくりが楽しめるスノーマン人形、

ぞうのウンチペーパーでつくったクリスマスレターセットなどなど。


そして玄関には、クリスマス用のイルミネーション!

なんと昼間の太陽光のエネルギーだけで光るんです。

理科ハウスのロボットを作ってくれる有馬さんの作品です。


あちこちが新しくなっている理科ハウスに遊びにきてください。

理科ハウス 山浦安曇

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2008年11月29日 (土) (NO.70)


化石は生きていなかった!


今日は、生物学者の倉持卓司先生をお招きして、「サイエンスカフェ」を行いました。

定員を超える申し込みがあり、満員御礼、大盛況のカフェになりました。


今日のテーマは、「生きている化石はほんとうに生きている?」です。

折りしも、生きている化石と言われているシーラカンスがインドネシアで発見されたというニュースがあったばかり。

今回発見されたシーラカンスは、4億年前に生きていた種とは別種と聞き、びっくりぎょうてん。

だって、新聞にもネットにも本にも「生きている化石」と堂々と書いてあるではないですか!

これまで教科書でならってきたことは、まちがいだったのかと思うとソンをした気にもなってきますが、

しかし、

定説を「ほんとうにそうかな?」と疑うところに新たな発見があると、倉持先生は言います。


「あらゆる生物は生きている時間が限られている、だから絶滅を繰り返した」。

となると、ヒトはこの先どうなるのでしょう。

こんな究極の質問にも、先生は科学者らしく丁寧に答えてくださいました。


今日のカフェには、小学生、中学生、高校生、学校の先生、科学館関係の方々など、今までになく広い世代の方にご参加いただきました。

特に小学生の発言は、カフェを和やかにしてくれました。

子どもも大人もいっしょに科学を楽しむ、素敵なことですね。

理科ハウス 山浦安曇

     


    

 あえてパワーポイントを使わず、スケッチブックに           おやつは化石のクッキー

 手書きのイラストで。アナログなやり方が理科ハウス流。

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2008年11月26日 (水) (NO.69)


クマムシついに発見!


「クマムシ」って知っていますか?

コケなどの中に棲んでいる体長1ミリ以下の小さな生き物です。

乾燥すると「樽」のような姿になり、高温や低温に耐えることができると言われています。

テレビ番組でも、「不死身の動物」などととりあげられ、話題になったこともあります。


この「クマムシ」をぜひとも見たいと思い、顕微鏡で探し続けたところ、ついにその姿をとらえることができました!

もそもそと歩く姿はまるでクマさん、足の動かし方は「となりのトトロ」にでてくる「ネコバス」のよう。

2F「なんじゃこりゃ」コーナーで展示しています。

かわいいクマムシを見にきてください。

理科ハウス 山浦安曇


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2008年11月23日 (日) (NO.68)


サイエンスアゴラに行ってきました


理科ハウスの図書室には、ゴールドシールが貼ってある本が何冊かあります。

このシールが貼ってある本は残念ながら貸し出しができません。

というのは、調べものをするための図鑑だったり、著者のサイン入りの本だからです。


今日は理科ハウスをお休みさせていただいて、日本科学未来館で行われた「サイエンスアゴラ」に行ってきました。

サイエンスアゴラとは、科学を楽しみ、語り合うための広場で、サイエンスカフェ、シンポジウム、実験教室などサイエンスコミュニケーションのさまざまなプログラムに参加できるイベントです。

会場では、著名な方々がウロウロしていて、私の目もきょろきょろしてしまいました。


『生物と無生物のあいだ』の福岡伸一さん、

『一粒の柿の種』の渡辺政隆さん、

『パソコンで見る動く分子事典』の本間善夫さんのサインを手にいれました!

理科ハウスのゴールドシール本が3冊増えました。


サイエンスアゴラでは、トークショーやシンポジウムも催されていました。

科学者が芸能人のように遠い存在でないことがうれしいです。

人気のコンサートや舞台はチケットが高価で、しかも手に入らないことさえあります。

ところが、今日は予約もなしにただで聞くことができました。

なんというぜいたく!

すぐれた科学者とは、努力して得た知識を分けてくださる人格者でもあるのです。

「あの科学者のトークショーのチケットが手に入らないよ」なんていう日が来てほしいような気もするのは私だけでしょうか。


理科ハウス 森裕美子


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2008年11月16日 (日) (NO.67)


モーターで動くおもちゃづくり


今月は、ブルブルと振動で動くロボットを作るワークショップを行いました。

提案してくれたのは、理科ハウスのあちこちにいる人気ロボットの生みの親である有馬さんです。

キットも全部有馬さんが作ってくれました。


組み立てるには、ドライバーを使って小さなねじを9ヶ所も締めなければなりません。

握力の小さい子どもたちはフーフー言いながらがんばって作りました。

できあがったあとも、ブラシの足の方向によって、前に進んだり後ろに進んだりするのを確かめながら遊んでいました。


有馬さんのものづくりのこだわりは、「こわれにくいこと」と「工夫ができること」です。

ものづくりをさせると落ち着いた性格の子どもになるよ、ともおっしゃっていました。

ほーんと、夢中になってつくっているときはみんなちっともおしゃべりしないもんね。

納得です!


キットがまだ少しだけあります。

ほしい方は声をかけてください。


理科ハウス 森裕美子

   
  

  ドライバーの使い方がじょうずになりました。    さっそく試運転。だれのロボットがいちばん強いかな?

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2008年11月8日 (土) (NO.66)


科学読み物シンポジウムに参加


今日は、東京大学教養学部附属教養教育開発機構(長い!)の主催で「科学読み物シンポジウム」が行われました。

理科ハウスをお休みさせていただいて参加してきました。

駒場校内はイチョウがきれいに色づいて、銀杏がいっぱい落ちていました。


おもしろい科学の本をもっと読みたい、

子どもたちに科学の本を読んでもらいたい、

という思いを持った人がたくさん集まりました。


海部宣男氏の記念講演。

子どもの本の取り揃えではピカイチの教文館書店さんの話、

国立天文台から「世界天文年2009星空ブックフェア」についての話、

つくば市の小学校で行われているブックトークの具体例、

科学読物研究会から科学あそびの実践について、

などとても参考になりました。


おみやげに本を4冊購入してきました。

みなさんは、どんな科学読み物が読みたいですか?

こんなのが読みたいというのがあったら、教えてくださいね。

理科ハウス 森裕美子

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2008年11月3日 (月) (NO.65)


石原純展に向けて


今日は、文化の日です。

葉山の湘南国際村にある総合研究大学院大学で「学術講演会」が行われました。

ふたりの若い先生のお話を聞いてきました。

こんな近くに学びの場所があるのはうれしいですね。


先々週の10月26日には、東北大学で日本近代文学会が行われ、出席してきました。

「石原純」をテーマに紅野謙介さん、島村輝さんが文学の立場から、西尾成子さんが科学史の立場から発表されました。

文系と理系の融合が試みられ、石原純についてはまだまだ研究の余地が残っていることなどが伝えられました。


理科ハウスでは来年の「石原純展」に向けていろいろ準備しています。

みなさんもご存知のアララギ派の歌人・斉藤茂吉や物理学者・寺田寅彦の自筆の手紙なども展示しようと思っています。

乞うご期待。

理科ハウス 森裕美子

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2008年11月1日 (土) (NO.64)


タネってすごい!


「たねのふしぎ」コーナーを作りました。

自分でうごけない植物は、さまざまな方法でタネを遠くに移動させて、自分の子孫を増やしています。

風に飛ばされるタネ、水に浮くタネ、動物にくっつくタネなど、

そのたくみな戦略には驚かされることばかり!


先日、飛ぶタネの模型を折り紙で作り、飛ばしてみました。

おもりのつけ方をちょっと変えただけでも、回転の仕方に違いがでます。

生物を物理的な視点でとらえると、生物がいかに精巧なしくみでできているかがわかります。

いっしょにタネの模型を作ってみませんか。

                   

理科ハウス 山浦安曇

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2008年11月1日 (土) (NO.63)


キラキラ結晶づくり


ぶらりと立ち寄ってくれた中学生たちとミョウバン結晶作りをしました。

理科ハウスの窓際に置いてある塩とミョウバンの結晶に興味をもってくれたのです。

「キレイ!」 「作ってみたい!」

「じゃあ、作ってみる?」

ということで、早速作ることに。

自分たちで種結晶をつくり、それぞれ名前をかいたビンにつるしました。

まるでボトルキープのようです。(古いか・・・)

大きな結晶になるまで時間がかかるけれど、成長するのをみるのが楽しみですね。

理科ハウス 山浦安曇

                     

                        だれの結晶が一番大きくなるかな?

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2008年10月18日 (土) (NO.62)


秋色いっぱい


落ち葉にドングリ、色づいた木の実・・・。

外を歩くのが楽しい季節になりました。

理科ハウスも、秋の自然を楽しむコーナーでいっぱいです。


●ドングリ博士になろう!

三浦半島で見つかる約10種のドングリを展示してあります。

ドングリの殻斗(パンツと呼んでいます)や葉っぱをチャートにしたがって調べていくと、種類を見分けることができます。

これであなたもドングリ博士になれる!

ただいま、逗子・葉山のドングリマップを製作中。

みなさんからのドングリ情報、お待ちしています。


●ススキのそっくりさん大集合

お月見といったら、ススキですね。

理科ハウスの入り口に飾ってあるススキのなかには、ススキではないものが混じっています。

いったいどこが違うのでしょう。

穂の先を、よーく見てみてくださいね。


●今週の自然コーナー

身近な自然をリアルタイムでお伝えしています。

先週は、サシバの渡り情報でした。

さて、今週は?


秋色に染まった理科ハウスを見にきてください。

理科ハウス 山浦安曇


                   

                  「ドングリって、こんなにたくさん種類があるんだね」


                  

      今日は、小学生が採集してきた自然物を並べて、木の実&葉っぱ図鑑を作ってくれました。

      いろいろな形、色、香り、手触りのものがあって、楽しくなります。


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2008年10月8日 (水) (NO.61)


ノーベル物理学賞受賞のニュースを聞いて


「日本の物理学者3名がノーベル賞を受賞!」のニュースが大きく報道されました。

受賞の理由を理解しようと、新聞を一生懸命読みました。

日本の物理学者が一度に3人も受賞するということは、きっとすごいことにちがいありません。

けれども報道を読んだ後に私が感じたことは、次のようなことでした。


どうして3人のお名前を、私は見たことも聞いたこともなかったのでしょうか。

もしひとりでもお名前を知っていたら、今回の報道を聞いたときにもっと感動的だったのに。


オリンピックの報道では、メダルを取れそうな人たちは連日テレビに映っていたのではないでしょうか。

南部陽一郎さんは、30年間もノーベル賞候補と言われ続けたそうです。

それなのにお名前もお顔も知りませんでした。

科学者は別の世界で活躍している人なのかなと感じてしまいました。

先端の科学を理解できるものだけが、優秀な科学者の存在を知ることが許されているのなら、一般人にとっていつまでも科学は遠い存在のままでしかないのでしょうか。

3人のお名前を知らなかったのは、ただ私の不勉強のせいでありますように。

理科ハウス 森裕美子

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2008年10月5日 (日) (NO.60)


ニセ科学を斬る!


どうしてニセ科学がはやるのでしょうか。

なんでも信じてしまう人が1割いて、

その人たちにつられる人が1割、、

どっちともいえない中間層が7割、

必ず懐疑的に考える人が1割。

ニセ科学を使って商売をしようと考えている業者は、科学的な用語を使って巧みに中間層を狙ってくるそうです。

科学をまったく知らない人たちではなく、科学をなんとなく勉強してきた人たちがターゲットだとか。

頼りにしたい学校の先生でさえもひっかかっているケースがあると聞き、不安になってしまいました。

なんとなく「それあやしいんじゃないの?」と思っても、左巻先生のようにズバッといえるでしょうか。


「私、きちっと片付けができなくて・・・」

「へぇ~、じゃあ血液型はO型ですか?」

なんていう会話はよくあること。

こんなとき、理科ハウスの中だったらちゃんと、

「それは科学的ではないですよ」

と言えそうな気がします。


サイエンスカフェに参加してくださった方々、遠方からもお越しくださりありがとうございました。

次回のサイエンスカフェは、2月に科学史の西尾成子先生をお招きして「石原純」について語っていただく予定です。

お楽しみに。

理科ハウス 森 裕美子


           

  

                  

               サイエンスカフェのスイーツは、秋の味覚たっぷりのドングりクッキー

                 この日のために、近くの公園にドングリを拾いにいきました。

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2008年10月4日 (土) (NO.59)


石原純研究


今日は理科ハウスに特別のお客さんがいらっしゃいました。

文学史関係の先生が3人、科学史の先生が1人です。

10月26日に東北大学で行われる学会で、

石原純に関する研究を発表するための打ち合わせです。

私も時間を見つけては、祖父の残した文章を少しずつ読んでいますが、

その量のおおさにいつも驚きます。

先生方からたくさんのご意見を伺って、石原純の新しい面を発見したような気がしました。

当日の発表が今から楽しみです。

そんなわけで今日は理科ハウスをお休みさせていただきました。

今月、25・26日もお休みになります。

くれぐれも臨時休館日に気をつけてご来館ください。


明日5日は、左巻健男先生を囲んでサイエンスカフェをおこないます。

そのため、午前中のみの開館になります。

サイエンスカフェにお申し込みになった方は、13時から入館できます。

理科ハウス 森裕美子


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2008年9月25日 (土) (NO.58)


サイエンス コミュニケーション


今月の「のぞいてごらん」のコーナーは、化石がテーマ。

石の中に、貝やフジツボなどのたくさんの化石が見えます。

この石は逗子市と横須賀市の境にある鷹取山で採取したもので、池子層という約400万年も前の地層の石と思われます。

三浦半島がかつて深い海の底にあったことがわかるでしょう。


先日、海洋生態学がご専門の倉持先生が、たくさんの化石を持って立ち寄ってくださいました。

そこで即興の化石レクチャーがはじまりました。

先生は貴重な化石をおしげもなく見せてくださり、

三浦半島のおいたちやトウキョウホタテ、ミウラニシキ、腕足類について、お話してくださいました。

ちょうどその場に居合わせた人は大喜び。

だって、専門の先生の話を直接聞けるんですものね。


一般の方が第一線の研究者の話を聞く機会はめったにないでしょう。

その結果、最先端の科学と社会との間に乖離が生じていることは、多くの人が指摘しています。


科学の研究者、一般市民、そして子どもたちが、科学について語れる場所、それが理科ハウスです。

研究者の人柄に触れることができるのも、魅力のひとつでしょう。

倉持先生、ありがとうございました。

また来てくださいねー。

理科ハウス 山浦安曇


                

                     「1億年前ってどのぐらいむかしなの?」

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2008年9月23日 (火) (NO.57)


今日は秋分の日


午前中、団体で見学に来てくださった方たちが帰ろうと玄関を出た11時20分ごろ、

理科ハウスの外壁についている南中高度計を見上げたら、

ちょうど矢印の影がまっすぐ垂直におり、ものさしの上に重なっていました。

しかも、矢印の先は、54.7度の目盛りのところをさしていました。

「ああそうだ。今日は秋分の日でしたね!」と思いだし、

南中高度の話をしました。

目盛りは、春分の日(秋分の日も同じ)、夏至、冬至の3ヶ所についています。

次は冬至です。

ぴったり合ってくれるか、楽しみです。

理科ハウス 森裕美子

                        

                秋分の日の南中高度は、 90-観測地点の緯度 で計算できます。

                理科ハウスの緯度は、35.3。だから、90-35.3=54.7 となります。

「あーっ、変わってるよー!」

ジオラマ展示がすっかり片付いているのに、みんな驚いたようすです。

理科ハウスに子どもたちの声が戻ってきました。


今日は顔なじみのTさんが、「オオカマキリ」を飼育ケースに入れてもってきてました。

生きたバッタやチョウをものすごい勢いで食べるというので、みんなで観察することにしました。

その食いつきかたの正確なことといったら。

足などのかたいところは捨てて、やわらかい腹のところだけ食べるんですね。

まさに肉食。

生きものたちが自然の中でどのようにつながっているのかを知るいい機会になりました。

Tさんありがとうございました。

飼育ケースのなかにころがっていたカマキリのウンチをおみやげにいただきました。


「ウンチ展」は終わってしまいましたが、一部のウンチはトイレに飾ってあります。

もちろんカマキリのウンチもありますよー!

理科ハウス 山浦安曇

                

                         「うわー、すっごーい。肉食だ」
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2008年9月22日 (月) (NO.56)


コピ・ルアック初体験


明日からいよいよ新しい展示がはじまります。

「共振ブランコ」や「バランスモビール」も復活させました。

その他のコーナーはすべて新しくなっていますよ!

きっと楽しんでいただけると確信しています。


明日からは、通常展示にもどりますので、

子ども(中学生以下)は無料、子ども同伴の大人も無料、大人のみの入館は100円になります。


今日は、「ウンチ展」の解体と新しい展示の設置がようやく終わったので、

大切にとってあった「コピ・ルアック」をいただきました。

コピ・ルアックは、「役に立つウンチ」コーナーに展示してあった、ジャコウネコのウンチから採取したコーヒー豆のことです。

100g4500円もしたので、もったいなくて味見していなかったんですね。

そのお味は・・・おうっ、とうなるほどおいしかったです!

理科ハウスじゅうに、やさしい香りが広がって、とても幸せな気分に。

ウンチのすばらしさを知っているだけに、ひときわおいしく感じられました。

理科ハウス 山浦安曇


              

                 コピ・ルアック・・・もちろんウンチの香りはしません

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2008年9月13日 (土) (NO.55)


満員御礼


「みんなウンチ展」は今日が最終日、なんと109人もの来館者があり、理科ハウスは一日中熱気であふれました。

当館のはじめての企画展におこしくださったかたは、のべ1342人にもなります。

たくさんの方からパワ-をいただきました。激励の言葉もいただきました。

感謝のきもちでいっぱいです。

ありがとうございました。


理科ハウスは1週間のお休みをいただいて、23日から再開します。

子どもは無料になりますので、また遊びに来てくださいね。


理科ハウスの企画展は、来年の1月6日~2月末、「石原純展」を開催する予定です。

理科ハウス所蔵の手紙(石原純、斉藤茂吉、伊藤左千夫、寺田寅彦らの自筆による)を公開する予定です。

どうぞお楽しみに。

理科ハウス 森裕美子

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2008年9月8日 (月) (NO.54)


ウンチ展の活用方法


土曜日、日曜日はほんとうにたくさんの人がきてくださいました。

先週は近隣の小学2学年の生徒さんたちが、先生の引率でウンチ展を見学しにきました。

でるわでるわ質問の数々!

「どうしてどうぶつによってウンチの形がちがうの?」

「シカのウンチからガラスができるのはなぜ?」

「このタヌキはほんものですか?」などなど。

翌日、「またきたよ!」とおうちの人を連れてきてくれたお友だちがたくさんいて、とてもうれしかったです。


新学期がはじまり、宿題の成果を報告しにきたお友だちもいます。

理科ハウスの顕微鏡で調べたムラサキツユクサの気孔の観察レポートや、理科ハウスのおそうじロボットを参考にしてつくった作品を提出したんですって。


科学館調査にきた高校生もいましたし、、

館長に科学館の仕事についてインタビューをしにきた高校生もいました。

理科ハウスに興味を持ってもらって、みなさんに活用していただいていることをほんとうにうれしく思います。


残り4日。

こうなったら展示しきれなかったウンチも、大放出しちゃいますね。

だれのウンチか、あてるのはあなた、です。

理科ハウス 山浦安曇

                

                  

                         アゲハの幼虫を観察しにきた小学生。

                         スケッチがとても上手でびっくり。

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2008年9月7日 (日) (NO.53)


虫が苦手だった


こんにちは。館長の森です。

ウンチ展もいよいよ残り1週間となってしまいました。

私は中学生のとき、前から飛んできたチョウをよけて車とぶつかるという交通事故をおこしたことがあります。

それほと虫が苦手だったのですが、理科ハウスで「虫を育てる」という体験をし、おかげでアゲハの幼虫に触れるまでになりました。

理科ハウスに来る子どもたちが平気で幼虫を触るのを見て、「すごいなあ」と思っていました。

幼いときは平気だったのに、大人になったら触れなくなったなどと聞くことがありますが、それは生活が自然から離れてしまうせいでしょう。

子どもを通して、自然に触れる機会が持てることは、なによりのチャンスなのかもしれません。

理科ハウス 森裕美子

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2008年9月3日 (水) (NO.52)


あと7日


企画展「みんなウンチ」も、あと7日となりました。

後半になるにつれ、来館者がどんどん増え、大変うれしく思っています。

「みんなウンチ」展の準備を始めたのは、今から2年前。

「理科ハウス」の建物が建つ前から、資料を集めたり、展示品をつくったり、専門の先生にご教示いただいたり、少しずつ準備を進めていました。

特に、主役であるウンチは、そうそう簡単には手に入りません。

2年という時間をかけ、たくさんの人に協力いただいて、これだけのウンチを集めることができたのです。


そんなウンチ展も、あとわずか。

ちょっぴりさびしくなったりもしています。


残り7日、思いをこめてご案内したいと思いますので、

すでに来館した方も、まだの方も ぜひお出かけください。

理科ハウス 山浦安曇

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2008年8月27日 (水) (NO.51)


ヘビさん登場


今日は、ホンモノのヘビに出張してもらいました。

サキシママダラという大変おとなしいヘビです。

理科ハウスに展示してある「ヘビのウンチ」も、このサキシマくんのモノなんですよ。

はじめはみんな「キャー」と遠まきに見ていましたが、

しばらくすると手がのびてきて、体をなでたり、手に持ったり、すっかりなかよしに。

ヘビって「おそろしい」というイメージがありますが、

実はとても臆病でおとなしい動物なんです。

まわりにいる大人が怖がらなければ、

子どももやさしい気持ちで接することができますね。


「みんなウンチ展」も、あと残すところ9日間。

明日から休館に入り、9月2日(火)から再開します。

「まだ見てないよー」という方、お早めにおこしください。

理科ハウス 山浦安曇


                 



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2008年8月25日 (日) (NO.50)


持ち込み大歓迎


先日、小学生の男の子が「ツバメのウンチ」を持ってきてくれました。

顕微鏡でのぞいてみると、消化されなかった昆虫の体がぎっしりつまっています。

「コウモリのウンチのなかみとおんなじだ!」

「飛びながら虫をキャッチするんだよね」

「ツバメは昼間、コウモリは夜に活動するから、食べものの取り合いにはならないね」

などと、お話しました。


また、タカチホヘビの死体をもってきてくれた子もいます。

タカチホヘビはめったにお目にかかれないヘビです。

乾燥しているので、ヘビのおしりの穴を観察することができます。


ウンチ展をきっかけに、身のまわりの自然に対する興味が広がっています。

みなさんも「気になる発見」があったら、理科ハウスにもってきてください。

いっしょに観察しましょう。

理科ハウス 山浦安曇

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2008年8月22日 (金) (NO.49)


上飯田幼稚園のおともだち、また来てね


昨日は、横浜市泉区にある上飯田幼稚園のおともだちと小学生が25名ほど理科ハウスにきてくれました。

「こんにちは!」「よろしくおねがいしまーす」の元気のいい声とともに、理科ハウスはあっというまににぎやかに。

ウンチばかり置いてあるなんて、ヘンなところだなあ、と思ったことでしょうね。

でも、やっぱりみんなウンチが大好き。

「あ、ウンチだ!」といいながら、においをかいだり、剥製にさわったり、生きものクイズをしたりと

楽しく過ごしました。

横浜からちょっと遠いけど、また逗子に来てくださいね。

理科ハウス 山浦安曇

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2008年8月21日 (木) (NO.48)


科学読物研究会の方々、ご来館ありがとうございました 


朝と晩は少し涼しくなり、秋が近づいてきているのを感じます。

昨日は、私も所属している科学読物研究会の方々が20名ほど理科ハウスにあそびにきてくださいました。

日ごろから科学読物をたくさん読んでいる人たちだけあって、次々と質問が飛び出しました。

科学読物研究会は全国に会員がいて、40年も続いている会です。

会報を1年に10回発行し、新刊書の紹介、科学遊びの紹介などしています。

興味のある方はぜひ入会してください。


科学読物研究会

http://kagakuyomimono.cool.ne.jp/

理科ハウスに会報のバックナンバーがあります。

理科ハウス 森裕美子

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2008年8月19日 (火) (NO.47)


自由研究、もうすんだ? 


先週はお盆休みをいただいていましたが、今週からまた開館しています。

オリンピックもあるし、みなさん来てくださるかなと心配していましたが、

オープンと同時にたくさんの方が見にきてくださいました。

ありがとうございます!


ところで、夏休みの宿題「自由研究」はもうできましたか?

日曜日には、来館した小学生が自分のレポートをもってきてくれました。

星の観察、昆虫の観察など、自分なりの視線で表現したレポートがすばらしい!

研究の展開の仕方は、もうりっぱな科学者です。


小中学生のみなさんがどんなことをテーマに自由研究にとりくんだのか、とても興味があります。

機会があったら、ぜひ拝見したいものです。


理科ハウス 山浦安曇

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2008年8月12日 (火) (NO.46)


ウンチクッキーはいかが 


先日のサイエンスカフェのティータイムにお出ししたおやつがこれ! 

なんと、ウンチの形をしたクッキーです。

見た目はウンチそっくりですが、お味は甘いココアフレーバー。

コロコロ型とソーセージ型の2種類あります。

逗子銀座通り近くにあるベイビーズブレスさんに特別に焼いてもらいました。

みなさん、「うわー」とか「ひえー」とか言いながらも、

「おいしい!」と召し上がっていらっしゃいました。


こんなふうに、理科ハウスでは、サイエンスカフェのおやつもちょっと工夫しているんですよ。

(池内了先生の宇宙カフェのときは、銀河の形のクッキーでした)


このウンチクッキー、毎日ショップで販売しています。

来館のおみやげにいかがですか。

うけることまちがいなし! です。


(ご注意)8月11日から16日までお休みしています。17日から通常通り開館いたします。


                      

                           よく味わって食べよう

理科ハウス 山浦安曇

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2008年8月10日 (日) (NO.45)


湘南ビーチFM&NHKラジオに出演 


8日11時すぎに、湘南ビーチFMに出演してきました。

放送を聴いてくださった方はいらっしゃるでしょうか。


今日はまた、NHKラジオの収録のためにキャスターの中島さんが東京から訪ねてこられました。

理科ハウスができるまでのいきさつや思いなどを語らせていただきました。

館内の様子を言葉や音だけで伝えるというのはとても難しいのですが、

中島さんはとてもじょうずに説明してくださいました。

放送は、今月の29日(金)朝7時45分ごろ「ラジオあさいちばん」という番組の中の「博物館ガイド」というコーナーです。

理科ハウス 森裕美子

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2008年8月9日 (土) (NO.44)


動物はなぜ紙をつかわないのか? ウンチづくしサイエンスカフェ 


柴田敏隆先生によるサイエンスカフェ、「動物はなぜ紙をつかわないのか」をおこないました。

サブタイトルは、「いささかハバカリながら、大事なだいじなスゴクおもしろい話」

聞いただけで、わくわくしてきますね。

ヒトが紙をつかうのは、からだのつくりにあること、

もともと樹上生活をしていたサルの仲間は、ウンチの始末をしない動物であること、など。

ヒトのウンチ習慣を時空をこえたビッグなスケールで語ってくださいました。

排泄ってすごく大事なことなのに、知らないことばっかりですね。

動物がウンチをコミュニケーションや縄張りなどに利用しているのに対して、

わたしたち人間は、ウンチを「いらないもの、きたないもの」として捨てているだけと知り、ちょっとショック。

排泄物処理についても、考えさせられるお話でした。


お話のあとは、

この日に集まってくださったかたのために、

企画展監修の柴田敏隆先生、ジオラマ製作の天白牧夫さん、企画の山浦による展示解説ツアーを行いました。

2時間たっぷり、笑いあり、パフォーマンスありの内容の濃~いカフェになりました。


          


        

ウンチを手に取りながら、「これはだれのウンチかな?」     「へびのおしりの穴はどこ?」


理科ハウス 山浦安曇

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2008年8月5日 (火) (NO.43)


シカのウンチからガラス!?


1週間お休みをいただいていましたが、今日からまた「ウンチ展」を再開しています。

お休みの間に足を運んでくださった方、大変ご迷惑をおかけしました。


さて、後半の「ウンチ展」では、展示を少し増やしています。

なかでもちょっとびっくりなのが、

「シカのウンチから作ったガラス」。

いったいどうやってシカのウンチからガラスができるのでしょう。

ひみつは、シカの食べものにあるんですよ。

有機物から無機物ができるなんて不思議ですよね。


大人気のチョウの生態展示コーナーでは、

今、アオスジアゲハの幼虫がせっせとクスノキの葉を食べています。

ウンチもさわやかなクスノキのかおりがします。

ぜひにおいをかぎにきてください。


理科ハウス 山浦安曇


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2008年7月28日 (月) (NO.42)


タヌキとアライグマ


「これもタヌキ?」

アライグマの剥製を見た方が言いました。

それもそのはず、タヌキとアライグマは見た目がそっくりです。

しかし、タヌキは日本にもともといた動物、アライグマは1970年代にアメリカから持ち込まれた外来の動物です。

アライグマは日本で天敵がいなかったため、どんどん増えてしまいました。

その結果、在来の自然のバランスがこわれはじめています。


三浦半島では、アライグマの他、タイワンリスも生態系をおびやかす外来生物として大変問題になっています。

人間が無責任に野外に放したり、エサをやったりしたことが、今になって大変な事態を招いてしまっているのです。

ウンチ展では、これらの生き物の姿を観察しながら、

外来生物がどんなきっかけで持ち込まれたのか、なぜ増えてしまったのか、

というお話をしています。

そして、今私たち人間はどうすべきか、みなさんといっしょに考えていきたいと思っています。


夏になると、ペットショップには、外来のクワガタやカブトムシがにぎやかに並びますね。

その一方で、日本にいるはずのないクワガタが野外で見つかったり、在来生物との交雑種が見つかったりと問題が出始めています。

二度と同じような過ちをくりかえさないように、

最後まで責任をもって面倒をみることが大切だよ、と子どもたちに伝えています。

7月28日~8月4日まで休館いたします。

5日からはウンチ展もリニューアルいたします。

楽しみにしていてくださいね。


             

          ルリタテハが羽化しました。美しい羽を閉じたり開いたりしてます。

          羽化したチョウはすべて、幼虫がいた場所にもっていき、放しています。

理科ハウス 山浦安曇

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2008年7月24日 (木) (NO.41)


みんなウンチ展クイズ


「みんなウンチ展クイズ」をつくりました。

「○○はなにを食べて大きくなるでしょう」

「これはどの動物の足でしょうか?」

といった問題です。

答えがわからないときは、もういちどよく展示物をみるようにすすめています。

すると、今まで目に入ってこなかった部分が見えてくるんですね。

生き物が環境に適応したつくりになっていることがよくわかると思います。


今日は、子どもたちが「クイズもっとやりたい!」というので、

自分たちでクイズをつくってもらいました。

クイズをつくるには、展示をしっかり見て、解説をきちんと読まなければなりませんから、とてもよい学習になります。なかには大人もうなるハイレベルな問題を作る子もいましたよ。


また、お時間のある方には、「みたことあるあるアンケート」にも答えていただいています。

展示してある動物は、すべて三浦半島に生息する生きものです。

みなさんの目撃情報をたくさん集めれば、身近な生きものマップができるでしょう。


         
 

 「肉食動物と草食動物、どちらの腸がながいでしょう」    今日は、5頭のナミアゲハが羽化しました。

 ウンチを見ながら考えます。

理科ハウス 山浦安曇

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2008年7月23日 (水) (NO.40)


チョウの羽化始まる!


おとといの朝、ドアを開けると、アゲハがヒラリと飛び出しました。

こんなに早く羽化するとは思っていなかったので、腰をぬかすほどびっくりしました。

今日飛び立ったアゲハは、さなぎになってからまだ8日しかたっていません。

ずいぶん早いですね。


昨日は13時ごろ、1 頭のアゲハが羽化をはじめました。

ちょうどその時間に来た方といっしょに、息をのみながら羽化の様子を観察しました。

タイミングがよければ、こんな劇的なシーンに出会うこともできますよ。


現在飼育しているチョウの幼虫は、ナミアゲハ、キアゲハ、ルリタテハ、スジグロシロチョウです。

これらはそれぞれ、食べる草が異なります。

なので、出てくるウンチもそれぞれ違った表情をしています。

おもしろいのは、ナミアゲハとキアゲハ。

成虫の姿がそっくりなのに、ウンチの形がまったく違うんです。

理科ハウスの実体顕微鏡で、ウンチを拡大して見てください。

ウンチの形から、暮らし方の違いが見えてきますよ。


                               

             羽化してまもなく、ロボットの背中にはりついたクロアゲハ。

             おんぶしてもらってるみたい。


理科ハウス 山浦安曇

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2008年7月20日 (日) (NO.39)


人の集うところ


日本野鳥の会神奈川支部の方々が、探鳥会(野鳥の会が定期的に行っている野鳥観察会)の帰りに理科ハウスに立ち寄ってくださいました。

野鳥の会の方々には、日ごろから大変お世話になっています(私も一応会員です)。

展示をごらんになりながら、

チョウの羽化の話、鳥の識別ポイント、その日にみた生きもののことなどたくさんのお話を披露してくださいました。

鳥見のプロから、鳥の話を直接聞けるなんてなんてぜいたくなんでしょう。

たまたま居合わせた方も、いっしょにお話に加わり、大変たのしいひとときとなりました。


理科ハウスにはいろいろな方が来館されます。

ご近所の方、学校の先生、学生さん、自然環境に携わる方など。

それぞれ関心のあることから会話がはじまると、自然にお話の輪がひろがります。

「へえ、そうなんですか!」

「○○で見ましたよ」

これは小さい科学館だからこそできることですね。

明日はどんな方が見えるかな。

楽しみ!


理科ハウス 山浦安曇

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2008年7月19日 (土) (NO.38)


応援メール&ご来館、ありがとうございました


7月17日の朝日新聞夕刊に「理科ハウス」の記事が載りました。

これを読んだ方から応援メールをいただきました。

また、今日は静岡県や茨城県からの来館者がありました。

遠くからありがとうございました。

理科ハウスにいるだけで、いろいろな方と出会えるのも、また楽しいことのひとつです。

今月末28日~8月4日までの1週間、理科ハウスはお休みいたします。

毎年、夏休みは科学を学びたい人のために全国で多くの催しが開かれます。

それに参加して、勉強してこようと思っています。

理科ハウスの宣伝もしてきたいと思っています。

全国に小さな科学館がたくさんできるといいと思いませんか?

理科ハウス 森裕美子

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2008年7月18日 (金) (NO.37)


自由研究のお助け本


いよいよ明日から、小・中学校は夏休みですね。

本屋さんには、夏になると自由研究のお助け本など科学関係の本がずらっと並ぶようになります。

理科ハウスの図書室にも、自由研究の参考になる本がたくさんあります。

図鑑もいろいろありますよ。

テーマが決まったら、調べるためにぜひ利用してください。

「こういうふうにしてみたら?」などと学芸員のおねえさんがアドバイスしてくれるかも。

おもしろいテーマをみつけたら教えてくださいね。

理科ハウス 森裕美子


おねえさんかどうかは、ともかく・・・(汗)、

夏休みには、理科ハウスの図書室をおおいに利用してください。

ウンチ展の展示のなかにも、自由研究のテーマになることがかくれているかもしれません。

とくに剥製は、動物の体のつくりをじっくり観察するのにはこれ以上の資料はありません。

生態展示で、生きものの動きを観察するのも楽しいですね。

そこからうまれた「なぜ?」をテーマにするといいですよ。

理科ハウス 山浦安曇


                 

                        「あっ! 本とおんなじだ!」 

                  (くろいつぶつぶはアゲハの幼虫のウンチです)


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2008年7月12日 (土) (NO.36)


ウンチ展の楽しみ方


今日、来館してくれたふたりの小学生の女の子は、一日の間になんどもたずねてくれました。

ふたりをひきつけていたのは、アゲハの幼虫たちです。

ミカンの木に18頭ほどの五齢幼虫がいて、葉っぱを食べたり、ウンチをしたりする様子を見ることができます。

何度見ていてもあきないんですね。


午後に来館した小学生たちは、タヌキになったつもりで足跡順路の上をたどって歩いていました。

理科ハウスでの過ごしかたはいろいろ。

自分なりの楽しみかたを見つけてください。

理科ハウス 森裕美子



                


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2008年7月8日 (火) (NO.35)


みんなウンチ展 今日からスタート!


大変長らくお待たせいたしました!

今日から理科ハウスのはじめての企画展「みんなウンチ」展がはじまります。

ウンチ? きったなーい、なんて言わないでください。

もちろんみなさんもウンチしますよね!

そう、ウンチはいきている証拠なのです。

1階から2階までならんだウンチは26種。

思わず「へーこんなウンチするんだ」と感心してしまいますよ。


しかも、乾燥し、コーティングしてあるので、おさわり自由です。

こんな展覧会、みたことないでしょ。


最後に見てほしいのは、やっぱり自分のウンチ。

みなさんはいいウンチをしていますか?

いきもののあかしなのに、自分のウンチのこと、案外知らないことが多いですね。

ウンチがしたくなったら理科ハウスのトイレへ!

なんとここにもおもしろいものが置いてあるんです。(ひみつです)


図書室には、ずらーりウンチにまつわる本

ショップには、ウンチグッズ、とウンチづくし。


世界一小さい科学館がおおくりする

世界一おもしろい企画展。

9月13日までやっていますので、

ぜひお立ち寄りください。

夏休みは臨時休業することもありますので、

必ずスケジュールを確認してからきてくださいね。


企画展中は、

こども100円、おとな200円の入館料が必要です。

こどもは一度入館料を払えば、期間中何回でも入館できます(初回にフリーパス券を発行しています)。


理科ハウス 山浦安曇


         


                    

     入るとすぐにウンチのかたまり!     足跡をたどっていくと、ウンチワールドのはじまりはじまり!

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2008年6月21日 (金) (NO.34)


サイエンスカフェ、大成功!


今日は池内了先生をお迎えしてサイエンスカフェを行いました。

参加してくださったのは、10人の子どもたちとそのご家族、そして大人の方2名でした。

参加者にあらかじめ用意してもらった質問にこたえる形で先生がお話してくださいました。


「宇宙人はいるの?」

「宇宙のはてはどこですか?」

「宇宙にはいくつ星があるの?」


だれかにこのような質問をされたとき、うまく説明するにはどうしたらいいいでしょう。

宇宙の基本は、「銀河と膨張」、これを押さえておくといいよ、と先生。

銀河の中には、およそ1000億個の星があって、そんな銀河が1000億個もあるんだって。

星ってほんとに「星の数ほどある」んですね!

宇宙人のいる可能性のある惑星の数も計算してくださいました。

星のでき方から、私たちは星の子どもなんだということも。


宇宙の話はそれこそはてしなく続きそうです。

今度晴れたら夜空を眺めながらご家族で時間旅行を楽しんでみてはいかがですか。


今日参加してくださった方ありがとうございました。

理科ハウスにまたのおこしをお待ちしています。

理科ハウス 森裕美子

  

         



   

「こんなふうに宇宙は膨張してるんや」              おやつは、さまざまな銀河の形をしたクッキー

                           


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2008年6月19日 (木) (NO.33)

入館者数1000人達成!

今日のビッグニュースをお伝えします。

毎日来てくださった方の人数をカウンターで数えているのですが、

なんと今日で入館者数が1000を越えました!

めでたく1000人目として入ってきたT君には、プレゼントが渡されました!

理科ハウスがオープンしておよそ一ヶ月、たくさんの方に入館していただきありがとうございます。

今日までの展示はしばらくお休みになりますが、また企画展が終わった後に「共振ブランコ」や「やかんのモビール」など人気の展示は秋にもどってくるので楽しみにしていてくださいね。

理科ハウス 森裕美子


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2008年6月15日(日) (NO.32)

カブトムシの羽化を観察できます

こんにちは。理科ハウスの山浦です。

すでに何回か理科ハウスに来た子どもたちが、おうちの方を連れてきてくれるようになりました。

「ここにお金を入れてみて…」

「(共振)ブランコにのるときはね・・・」などと、

スタッフのかわりに解説してくれています。

こうやってサイエンスを通して親子のコミュニケーションがとれるのっていいですね。

「どうして動くんだろうね」と、理科ハウスでの不思議体験をおうちでも話題にしていただけるとうれしいです。


理科ハウスの体験コーナーは、高校生~大人も十分楽しめるようにつくってあります。

お子さんよりも、大人の方のほうがびっくりなさることが多いように思います。

これまで抱え込んでいた「思い込み」がひっくり返ってしまうからでしょうか。

ものの見方をリセットするのに、理科ハウスはいい場所かもしれません。

理科ハウスはすべての世代の方に開かれています。

おひとりでも、カップルでもお気軽にお出かけください。


さて、またまた新しいコーナーを作りました。

カブトムシの羽化をリアルタイムで観察できるコーナーです。

すでにスタッフは、1匹の羽化に立ち会いましたが、

その美しいことといったら! まさに生命の神秘です。

いつ羽化するか分かりませんので、ちょいちょい立ち寄ってくださいね。


理科ハウスは、22日から夏の企画展の準備に取り掛かります。

そのため、6月22日~7月7日まで休館となります。

通常展示を体験できるのも、今週のみ(17日、18日、19日)。

まだ理科ハウスに行っていないよ、という方、お早めにお出かけください。

お待ちしています。


        

    
 

       ガラス越しにみることができます           おおーっ、羽化しているよー。 羽が真っ白!

理科ハウス 山浦安曇


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2008年6月5日(木) (NO.31)

アジサイの不思議

こんにちは。理科ハウスの山浦です。

アジサイが美しい季節になりました。

アジサイって、お庭や公園でふつうに見られる樹木ですが、

よく見るとずいぶん変わった形、さまざまな色をしていますよね。

そんな「あじさいの不思議」を紹介するコーナーを設けました。


また、身近な自然情報jをリアルタイムで紹介する「今週のしぜん」コーナーもつくりました。

ホタルの発生状況マップは、来館者から情報をいただきながら毎日更新しています。

「のぞいてみよう」「はかってみよう」などのコーナーも内容が入れ替わっています。

このように理科ハウスの展示はいつも同じでなく、日々進化しています。


そうそう、大人気の「やかんモビール」も土曜日から答えが変わります。

まだ来館されていない方も、すでに来館された方も、ぜひトライしてみてください。


理科ハウス 山浦安曇

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2008年5月31日(土) (NO.30)

大迫力のサイエンスショー

こんにちは。理科ハウスの森です。

今日は理科ハウスではじめてのイベントを行いました。

科学の鉄人こと、益田孝彦先生の実験ショーです。

大勢のご参加ありがとうございました。


実験ショーのテーマは「磁ショック!」。磁石のお話です。

磁石の種類の中でも、もっとも強いのがネオジム磁石という種類ですが、

益田先生がもってきてくださったのは、ネオジム磁石の大きなものでした。

かなづちを近づけると、「バン!!」という大きな音がして、くっついてしまいます。

小学生のひとりにかなづちをはずしてもらおうとしましたが、無理でした。

この最強の磁石に普通の磁石をくっつけると、一瞬でN極がS極に変わってしまうのです。

これにはみんなびっくりしてしまいました。

磁石っていったいなんなのか、次々と明らかにされ、

大人でもびっくりすることばかりでした。


理科ハウスではときどきこのようなイベントを行います。

ご都合があえばぜひご参加ください。

また、今日は申し込み者のみの入館とさせていただきました。

雨の中そうとは知らなかった方が何人も来てくださって、残念がって帰っていかれました。

せっかく来てくださったのにごめんなさい。

また来てくださいね。


6月21日には、池内了先生を囲んでのサイエンスカフェを予定しています。


         


                  


理科ハウス 森裕美子

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2008年5月27日(火) (NO.29)

おすすめ図書コーナー

図書の貸し出しをはじめました。

近隣の小学生や中学生が、本を借りにきてくれます。

土日は、親子でゆっくりと本を選ぶ姿が見られます。


実は理科ハウスが特に力を入れたのが図書コーナーなんです。

科学が苦手な人でも、楽しくラクに読める本、

少し踏み込んで学びたいときに読む本、

古い本だけど内容が優れている本など、

バリエーション豊かにそろえました。

つまり、館長とスタッフが読みたい本を集めた、ということですね。


マガジンラックに置いてある本や冊子もぜひ手にとってみてください。

Rika Tan(りかたん・左巻健男編集長) 、サイエンスウインドウ(科学技術振興機構)などの科学教育関係の雑誌、Milsil(ミルシル・国立科学博物館)、生命誌(JT生命誌研究館)などの博物館出版物、神奈川自然誌資料(神奈川県立生命の星・地球博物館)、横須賀市自然・人文博物館の研究報告など、図書館以上の品(?)ぞろえです。

そして特に注目していただきたいのが、

館長の「今月のおもろい本」コーナー。

毎月1冊ずつ館長のオススメ本を紹介しているのですが、

なぜかここだけ大阪弁なのです。

笑えますので一度見てください。

めっちゃおもろいで。

理科ハウス 山浦安曇

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2008年5月23日(金) (NO.28)

今日は休館日でしたが、何人かの子どもたちが来てくれました。

せっかく来てくれたのにごめんなさいね。

休館日は、こわれた展示物をなおしたり、展示物を入れ替えたり、飼育している生き物の世話をしたり、

みなさんにより楽しく、安全にみていただくための時間に使っています。

展示の内容も少し変えました。

すでに来てくださった方もぜひお立ち寄りください。

また、明日24日と25日は、科学あそびワークショップも行います。

あそびメニューは、「スライムで化学」です。

1回目は、10:30~11:10

2回目は、14:00~14:40

参加費は、300円(材料費込み)

小学生3年生以上ならだれでも参加できます。

申し込みは開始時間の30分前から2Fのコーナーにて先着順で受け付けます。 

理科ハウス 山浦安曇

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2008年5月20日(火) (NO.27)

理科ハウス1階の隅に「今日の星空」コーナーがあります。

その日に見える一等星や月を日替わりで紹介しています。

いざ星を見ようと思っても、星座早見盤のように見えなかったり、探し方がわからなかったり、結局分からずじまいという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで理科ハウスでは、だれでも必ずわかる星空情報版をつくりました。

先週そのコーナーを見てくれた子が、

「あの通りに見えたよ!」と言ってくれました。

夜になって星のことを思い出し、空を見上げてくれたことを思うと、本当にうれしくなります。

同じ時間に、子どもたちが同じ空を見上げていることを思うともっとうれしくなります。

今日は満月。

みなさんもパソコンからしばし目を離して、空を見上げてみませんか。

理科ハウス 山浦安曇


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2008年5月17日(土) (NO.26)

今日はうれしいことがたくさんありました。

そのうち中でも一番うれしかったのは、昨日来てくれた女の子たちが、今日は理科ハウスを研究室として使ってくれたことです。

自分たちが採集してきたユキヤナギについていたアブラムシについて、顕微鏡を使ったり、図書室の本を引っ張り出してきていろいろ調べました。

また、午後には中学生がやってきて、「学校で見れなかったミジンコが見たい」と言って、自分たちでプレパラートをつくって顕微鏡でみていきました。


これは理科ハウスが一番やりたかったことだったのです。

オープン2日目にして自分たちの夢がこんなに早く実現するとは思ってもいませんでした。

子どもたちの積極性にあらためて感動しました。

世の中で言われている子どもたちの理科離れって、本当なのでしょうか。


彼女たちは研究結果を「虫あてクイズ」としてまとめてくれました。

明日展示しますので、ぜひ見に来てくださいね。

理科ハウス 森裕美子

 山浦安曇

                              

                  

                       顕微鏡で調べたり、スケッチしたり・・・


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2008年5月16日(金) (NO.25)

とうとうオープンの日がやってきました。

何人くらいの人が来てくれるのかなと不安でした。

朝からお花屋さんが次々とお花を届けてくれて、理科ハウスの入り口がとても華やかになりました。

午後1時になったときには、入り口で3人の方が開くのを待っていてくれました。

今日は平日なので、子どもたちが来たのは3時前ごろ。

親子連れの方など次々と来てくれて、入館者数50名くらいとなりました。

明日は土曜日、もっとたくさんの方が見えるかな。

                                                  理科ハウス 森裕美子

                   

                       たくさんのお花をありがとうございました


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2008年5月15日(木) (NO.24)

いよいよ明日オープンの日を迎えることになりました!

今日はスタッフ全員(といっても2人)で、理科ハウスの大掃除をしました。

駐車場にも綱を打ちました。

車は3台しかとめることができません。

できるだけ、徒歩かバスでお越しください。

明日はみなさまにお目にかかれるのを楽しみにしています。

理科ハウスのオリジナルTシャツを着ているスタッフがご案内しますが、

科学するのはあなた自身です。

触って、体験して、考える、楽しい科学を存分に味わってください。

館内をゆっくり体験すると1時間以上かかります。

遅くとも、4時ごろまでにはご入館ください。


理科ハウス 森 裕美子

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2008年5月5日(月) (NO.23)

ゴールデンウイークもいよいよ明日までですね。みなさんいかがお過ごしですか。

若葉がぐんぐんと育ち、山が色とりどりの緑に囲まれきれいですね。

理科ハウスの屋上にいると、逗子市は小さな山々に囲まれていることがよくわかります。

さて、イベントへの申し込みはどうすればいいの? という問い合わせをいただいています。


★5月31日の益田先生の実験サイエンスショーについて

 実験ショーは 1回目 午後1時30分~2時30分

           2回目 午後3時30分~4時30分

 参加費用は 子ども(中学生まで) 300円、 おとな 600円 です。


 申し込み受付は、理科ハウスオープンの16日1時から行います。

 詳しい内容は、理科ハウスで配布するチラシまたはホームページにてお知らせいたします。

 申し込みしめ切りは20日(火)となっていますので、ご注意ください。


★6月21日の池内了先生のサイエンスカフェについて

 午後2時~4時

 参加費用 ひとり 1000円 飲み物・お菓子つき


 申し込み受付は、5月24日(土)から行います。

 Eメール、ファクスでの申し込みもできます。

 詳しい内容は理科ハウスで配布するチラシまたはホームページにてお知らせいたします。

 申し込みしめ切りは6月10日(火)です。


 ご不明な点は、メールにてお問い合わせください。

理科ハウス 森 裕美子

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2008年4月24日(木) (NO.22)

こんにちは。理科ハウスの山浦です。

ジャンクホビー工房の有馬さんから、理科ハウスのマスコットになってくれるロボットたちが届きました!

思わず「かわいー!」と叫んでしまうほどの愛らしさ。

よくみると、コンデンサ、電子基盤、スイッチやねじなど、身近な家電部品でできています。

無機質なモノを巧みに組み合わせて、命を吹き込む有馬さんのセンスに脱帽です。

ロボットたちは、理科ハウスのあちらこちらで皆さんをお迎えすることでしょう。

理科ハウスの正面の窓にも3人(?)置いています。

ぜひのぞいていってください。

理科ハウス 山浦 安曇

                   

                   

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2008年4月16日(水) (NO.21)

お待たせいたしました!

「理科ハウス」は、5月16日(金)午後1時にオープンいたします!

本来なら金曜日は休館日なのですが、この日は特別です。

通常の開館日は、平日の火、水、木曜日の午後1時~5時。

土曜日、日曜日は、午前10時~午後5時となります。

催しなどを行う日は、参加される方のみ入場可となりますのでご注意ください。

現在予定しているイベントは、

2008年5月31日 午後1時30分~2時30分、または午後3時30分~4時30分

「科学の鉄人 益田孝彦先生の 磁石の実験ショー」 有料

2008年6月21日 午後2時~4時30分

「池内了先生の 宇宙についてのサイエンスカフェ」 有料

申し込み方法など詳しくは追ってお知らせいたします。

参加したい人は、スケジュールをあけておいてくださいね!

理科ハウス 森 裕美子

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2008年4月11日(金) (NO.20)

こんにちは! 理科ハウスの森です。

このごろ、「何日にオープンですか?」とよく聞かれます。

たくさんの方が待っていてくださると思うと準備にも力が入ります。

図書の整理、展示物の製作、サイエンスカフェの準備などやらなければならないことは山のようにあります。

建物が建っただけでは開館することはできません。

でも! オープンは5月の中旬とだけお知らせしておきましょう!

連休はどうぞアウトドアをお楽しみください。

近いうちに正確な日時と催しもののお知らせができると思います。

もうしばらくお待ちください。

理科ハウス 森 裕美子

               

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2008年3月21日(金) (NO.19)

こんにちは! 理科ハウスの森です。

昨日はお彼岸の中日。おはぎがおいしいですね。

理科ハウスの建物の中では、昨日も工事が進められました。

今週から来週にかけては最後の仕上げのために、大工さん、塗装屋さん、金物工事屋さん、水道工事屋さん、電気工事屋さんとたくさんの方が出入りして大忙しになりそうです。

完成までもうすぐです。

外壁の周りについていた足場が取れて全体が見渡せるようになりました。

理科ハウス 森 裕美子

                  


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2008年3月11日(火) (NO.18)

こんにちは! 理科ハウスの森です。

イチゴのおいしい季節です。

イチゴの表面についているぷちぷちは一つひとつがタネです。

みなさんはイチゴのタネを植えたことがありますか。

先月2月1日にまいておいたタネがようやく芽をだして、双葉になろうとしています。

理科ハウスがオープンするころにはどのぐらい大きく育っているでしょうか。

イチゴの実がついているかな?

5月になったら見にきてください。

理科ハウス 森 裕美子

                  



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2008年2月27日(水) (NO.17)

こんにちは! 理科ハウスの森です。

日差しの暖かい場所では、梅の花がちらほら咲いているのを見かけます。

寒い日が続いていますが、春は確かに近づいているのですね。

写真は沖縄の「指ハブ」というおもちゃです。

指を入れてひっぱると、あらら抜けなくなってしまいます。

どうして抜けなくなるのでしょう。

ひもを編んでつくるこの「指ハブ」、来週の8日(土)14時~15時、小坪公民館和室で作ることができます。

無料です。ぜひ遊びに来てください。

小さな子どもたちにはちょっと難しいので、親子で来てくださいね。

理科ハウス 森 裕美子

 

      


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2008年2月10日(日) (NO.16)

こんにちは! 理科ハウスの森です。

理科ハウスは外壁の工事に伴って、内装の木工事も始まっています。

写真は1Fの床下を、大工さんが作ってくださっているところです。

部屋の中の壁はブロックですが、床はフローリングです。

入館されるときは土足ではなく、玄関で靴を脱いで入っていただくことになります。

家にいるときと同じような空間づくりをめざしています。

理科ハウス 森 裕美子

               

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2008年2月1日(金) (NO.15)

こんにちは! 理科ハウスの森です。

窓やドアの取り付けが終わり、いよいよ外壁の工事に入りました。

現在建物が白く見えているのは、ピンク色の断熱ボードの上に貼られた防水シートの色です。

今日から壁に金網を取り付ける工事が行われました。来週にはこの金網にタイルをかける予定です。

作業してくださっている方もこのホームページを見てくださったと聞いてとてもうれしく思いました。

私は今日、逗子市の商工会議所に行き会員の登録を行ってきました。

理科ハウスもだんだんと街の一員となっていきます。

理科ハウス 森 裕美子


 

      


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2008年1月30日(水) (NO.14)

こんにちは! 理科ハウスの山浦です。

おかげさまで、元素周期表Tシャツの売れ行きが好調です。

昨年末は、クリスマスプレゼントにと購入してくださった方もいました。

前は周期表ですが、後ろはLiCa・HOUSeの6文字、Li(リチウム)、Ca(カルシウム)、H(水素)、O(酸素)、U(ウラン)、Se(セレン)の6種類あります。

先日の理科教育のシンポジウムにこのTシャツを着ていったところ、

参加者のみなさんが注目してくださり、元素周期表をネタに話がもりあがりました。


会場でお会いしたS先生は、大学時代にSe(セレン)を研究なさっていたとのこと。

Tシャツの周期表を指差しながら・・・

「16族のセレンって、化学反応させると途中ですごい臭いガスが出てくることがあるんだよ。洋服まで臭いがしっかりついてとれなくなるんだから」

「へえ、どんな臭いなんですか?」

「たとえようがないなあ。すごくよく表現したところで、大根を煮たときの臭いかな・・・」

「・・・」

「Se(セレン)の下のTe(テルル)は化学反応させるともっと臭いよ。セレンより重いから」

「一体どんな・・・」

「宇宙人の臭い!」

「地球には存在しない臭いですね! 一度かいでみたいです」


こんな臭いセレンですが、

実は人間の体にも微量ですが存在していて、

過酸化脂質を分解するなど体内で大切な働きをしている必須元素なのだそうです。


周期表には、私たちをとりまくありとあらゆる物質の世界が広がっています。

なんといっても、だれもが一度は通過した「表」ですからね。

「水兵リーベ僕の船・・・」などと覚え方を披露しあったり、

ニュースを見ながら、「レアメタルってどれ?」と探したり、

このTシャツを媒介に、日常生活の中で理科を楽しめたらいいなと思っています。

理科ハウス 山浦 安曇

 

                    

                    ↑周期表Tのバックは、LiCa HOUSeの6種類


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2008年1月21日(月) (NO.13)

こんにちは! 理科ハウスの森です。

理科ハウスの工事現場に塩ビ管が落ちていました。

水道管などに使う塩化ビニルでつくられた管です。

これを使うと、こんなことをして遊ぶことができます。

用意するのは荷造り用テープとティッシュ。

まず、荷造り用テープを30cmくらいに切り、真ん中で結びます。(写真参照)

これを両端から細かく裂いてクラゲの足(触手)のようにします。

できたクラゲと塩ビ管の両方をティシュでゴシゴシとこすり静電気をためます。

クラゲを高く放り投げ、塩ビ管を下から近づけるとクラゲは写真のようにフワフワと浮きます。

まるで、空中を泳いでいるよう。

クラゲも塩ビ管も、マイナスに帯電しているので反発して浮くのです。

理科ハウス 森 裕美子

        

   ↑塩ビ管は科学マジックに欠かせないアイテム


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2008年1月15日(火) (NO.12)

こんにちは! 理科ハウスの森です。 

13日・14日に東京理科大神楽坂校舎にて、「科学技術リテラシー向上へのチャレンジ 子どもを 学校を 地域を変える!」というシンポジウムが行われました。

全国で科学教育に携わっている方たちが集まり、情報交換を行います。

理科ハウスもこれに参加し、「理科室をサポートする会」の活動報告をポスターで行ってきました。
会場で9年ぶりに会ったOさん(私に人生の転機を与えてくれた)をはじめ、会いたかった人にたくさんお会いすることができました。

いただいた名刺の数は19枚。

いつもなら寝てしまう帰りの電車の中でも、疲れていたはずなのに興奮して眠れませんでした。

教育環境を改善することは簡単ではありません。

でも確実に変えようとしている人は全国にいらっしゃいます。

自分の撒いたタネがいつか花に育つときがある、みんなそう信じて活動しているのです。

理科ハウス 森 裕美子


*「科学技術リテラシー向上へのチャレンジ」は、(財)日本科学技術振興財団・科学技術館、NPO法人ガリレオ工房、NPO法人理科カリキュラムを考える会の主催で行われました。


                   

                    ↑「めずらしい実践ですね」とたくさんの人が

                      ブースに立ち寄ってくださいました。


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2008年1月9日(水) (NO.11)

こんにちは! 理科ハウスの山浦です。

工事現場の近くの生垣で、越冬中のウラギンシジミを見つけました。

教えてくれたのは、近くに住むTさん。

「ウラギンシジミは、成虫で冬を越すんだよ」と教えてくれました。

いつも通っている道なのに、今までまったく気づきませんでした。

1頭見つかると、「あ、ここにも!」と次から次へと見つかります。

不思議なことに、どのウラギンシジミも、葉の裏に頭を葉先に向けて止まっています。

なにかわけがあるに違いないと思い、早速図書館で調べてみました。

『葉の裏で冬を生きぬくチョウ ウラギンシジミ10年の観察』 高橋芳恵・著(偕成社)という本を見つけ、一気に読みました。

読んだらますますウラギンシジミのことが知りたくなりました。

なにかに興味をもったとき、ぴったりの本に出会うのはとてもうれしいことです。

科学読みものは、私たちの世界をぐーんと広げてくれます。

理科ハウスでは、こんなオススメの本をたくさん置くつもり。

本を読んで、いっしょに自然を観察しましょう。

ウラギンシジミが飛び立つころには、理科ハウスも大きく羽ばたいていることでしょう。

それまでがんばれウラギンシジミ!

右の写真は、現在の工事の様子です。

断熱ボードを貼り付けているところです。

理科ハウス 山浦 安曇

      

↑葉の裏にしがみついている越冬中のウラギンシジミ    ↑外壁に断熱ボードを貼っています

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2008年1月7日(日) (NO.10)

こんにちは! 理科ハウスの森です。

あけましておめでとうございます。

 年賀状に理科ハウスについてお知らせしたら、多くの方がホームページを見てくださいました。

 応援のメッセージもたくさんいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。

 今週からまた工事が始まります。写真は理科ハウスの現在の状況です。

3階にペントハウスができてロゴマークと同じ形になりました。

理科ハウス 森 裕美子

    


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