写真と葉書で綴る 石原純の生涯
3.歌人として
前列左から3人目が純、4人目は伊藤左千夫、
後列左から1人目は斉藤茂吉、
3人目は古泉千樫(こいずみちかし)
(理科ハウス所蔵)
明治43年(1910年)10月30日
伊藤左千夫からの葉書
(理科ハウス所蔵)
第一高等学校時代に和歌に興味を抱き明治36年頃から、短歌雑誌「馬酔木(あしび)」への投稿を始めました。その後「アララギ」の中心的存在として活躍しましたが、原阿佐緒との恋愛事件があって離れました。しだいに自由形式のものを求めるようになり、「日光」「渦状星雲」「三角州」などに投稿しました。そして「短歌創造」「立像」「新短歌」などを創刊しました。
歌の著書としては
『歌集靉日(あいじつ)』 アルス 大正11年5月
『現代短歌集 古泉千樫 釋迢空(しゃくちょうくう) 石原純』 改造社 昭和4年9月
『短歌文学全集 石原純編』 第一書房 昭和12年9月 など