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森裕美子がこてこての大阪弁で紹介する「おもろい科学よみもの」のページ。

理科ハウスでは、ライブラリーのコーナーで紹介しています。

最新版は理科ハウスでごらんください。           

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5月・6月のほん

マグロをそだてる  

 世界ではじめてクロマグロの完全養殖に成功!

 監修  熊井英水  文 江川多喜雄 絵 高橋和枝

 アリス館      2009年7月発行                                                                                   


クロマグロはホンマグロともいわれてんねん。

いちばんでかい!いちばんおいしい!値段が高い!っていうから、

ほんまもんのマグロや。

この本は、養殖をどないやって成功させたんかっていう話が書いてあんねん。

完全養殖は絶対でけへんで、って言われてたのに、32年間もあきらめへんかってんて。

すごいなあ。

何がたいへんやったかは本を読んでな。

研究には執念が大事やちゅうことやな。

そやけど成功してほんまによかったなあ。

マグロの養殖は絶対日本で成功させなあかんねん。

なんでかってゆうたら、日本ではマグロ(クロマグロだけちゃうで)を一年間に41万トン(410000000㎏)も食べてんねん。

これ、計算したら一人あたり4㎏も食べてることになるやん。

ほんまかー。

そんなに食べてへんで、私は。誰やねん、そんなに食べてんのん。(ネコか?) 

とにかく、こんなにたくさん食べてるから、世界からいろいろ言われんねんやんか。

そやから養殖は必要な技術やなあ。

ほんまにごくろうさんでした!

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3月・4月のほん

エジソン この人を見よ!歴史をつくった人びと伝20 

 プロジェクト新・偉人伝  著作・編集  ポプラ社  2009年3月発行                                                                                    


科学者に、「なんで科学者になったん?」って聞いたら、

「子どものときに家に科学者の偉人伝があったから」って答える人が

けっこういるんや。

おたくにはありまっか? 偉人伝。

新しく出版された偉人伝がこれ。

マンガあり、歴史背景あり、人脈関係あり、格言ありのいたれりつくせりや。

うちの子ども(高校生) に「科学者の名前5人あげよ」とネプリーグ風に聞いたら、

4人しか言われへんかってん。

理科ハウスに来る小学生に聞いたら「でんじろうさん」って言っちゃったしなあ。

エジソンもすっかり忘れられてまんねん。

大発明家にして大実業家。

電話機の実用化、蓄音機の発明、白熱電灯の実用化、映画のもとになったキネトスコープの発明、

全部で3000の発明もしたんやて。

こんなにあったら、どれが自分の発明かわからんようになりそうやな。

子どものとき「なんで?なんで?」と学校で質問ばっかりしたら、先生から学校に来んといて、って言われたんや。

もっと賢い先生にめぐり会えてたらよかったのになあ。

でもどんな境遇でも偉い人にはなれるんや、ほんまに偉いな。

何で偉い人になれたんか、偉人伝から読みとってな。

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1月・2月のほん

宇宙においでよ! 

野口聡一 著      講談社 2008年6月発行                                                                                    


この本がおもしろいよ!って教えてくれたんは、理科ハウスによう来てくれる

小学校4年生のN君や。

ほんまにおもしろうてあっという間に読めたで。

なんでかいうたら、

書いたあることが具体的なことばっかりでわかりやすいねん。

宇宙へ飛び立つときのロケットの中での様子、

「いすにぐぐっと押しつけられる」とか、

宇宙ステーションのトイレとおふろがどないなってんのとかや。

とくにびっくりなんは、宇宙船の外へ出て行くときの様子や。

宇宙服にちょっとでも穴があいとったら死んでしまうんや、

宇宙に放り出されたら二度と帰って来られへんねん、とかいう緊張感。

何度も訓練しとっても、やっぱりほんまに宇宙に行くのは大変なことやねんなあ。

野口さんはいま現在も宇宙に行ってるんや!

すごいこっちゃなあ。

あと100年もしたら、月に宇宙基地ができとって簡単に地球と行ったり来たりするようになんのんかなあ。

「ちょっと2年間ほど火星にいってきますわ」とかなんのかなあ。

いったん外へ出たら自分の住んでたとこが、なんぼええとこかっていうのんがようわかるかもしれんなあ。

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11月・12月のほん

絵とき ゾウの時間とネズミの時間   たくさんのふしぎ傑作集  

本川達雄 著 あべ弘士 絵  福音館書店 1994年4月発行                                                                                      

これはぜったいに読んだほうがええ本や。

読んだことがなかったら、ちょっとはずかしいわ!

くらいの名著やで。

本川博士が「ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学」(中央公論社) ちゅう大人向けの本を書いたんは1992年。これがごっつうおもろいっていうんで、

子どものためにも書いてーな、って福音館の人がたのんだんやなあ。

めのつけどころがちゃうなあ。

ほんま、これが大成功やねん。

ほんで、絵をいてんのがあべ弘士さん。

あの有名な旭山動物園の飼育員さんやってんて。

「あらしのよるに」(講談社) の絵もこの人が描いてんねんで。

見たことあるやろ。

なんや、本のなかみを説明する前に書くとこなくなってしまうわ。

とにかくめちゃおもしろいねん。

自然の中にかくれてるきまり(法則)を見つけるっていうのんは、

なんでこんなにわくわくするねんやろなあ。

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9月・10月のほん

宇宙に秘められた謎  

ルーシー&スティーヴン・ホーキング著 さくまゆみこ訳 佐藤勝彦監修  岩崎書店 2009年7月発行                                                                                      

この本は、去年おすすめした『宇宙への秘密の鍵』のつづきや。

そやからこの本を読んでない人にはわからんかもしれんけど、

ジョージという男の子が主人公の物語なんやで。

今回は太っ腹で話のわかるおばあちゃんや、コンピューターおたくのエメットも登場、

ストーリーは宇宙人からのメッセージを解くとこからはじまるねん。

ハラハラドキドキも心温まる人間ドラマも入っとってやっぱりおもしろかったで。


途中に入ってるコラムを読んでわかったことがあるで。

科学者が月や火星や木星なんかにロケットを飛ばして探査してんのは、ゆくゆく人間が宇宙に住めるようになるかなあと考えてるからやということや。

地球は人間が増えすぎて住みにくうなっていくんちゃうん?

人間はどこまで広がっていくんかなあ。

この本はまだ続きがあるねんて。

ほんまかいな。


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7月・8月のほん

もしも原子がみえたなら  

板倉聖宣 著 さかたしげゆき 絵  仮説社   2008年11月発行                                                                                      


「物はいったい何でできているのか?」

を考えんのを仕事にしてるのが科学者と哲学者やで。

水は水の粒、鉄は鉄の粒、空気は空気の粒。

そんでええやんか。

長いこと、それでよかったんや。

ところが、水は水素と酸素でできてんねんで、って科学者が言うたから大変や。

ほんまかいな! びっくりやな。

これ、ものすごい大発見やん。

ひょっとしたらほかのもんも、もっと分解できるんやろか。

そうやってどんどんぎょーさんのことわかるようになってんやろなあ。

原子や分子は電子顕微鏡でもみえへんのんやでー、って板倉先生はゆうてるで。

電子顕微鏡で撮った写真、あれでは見たことにはならへんねんなあ。

この本読んだ子どもに、何であんな小さな粒が生き物でもないのにビュンビュン動いたり、接着したわけでもないのにくっついたりするんですかあ?って聞かれたら困るなあ。

って、これ読んでから質問せんといてな。


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5月・6月のほん

樹液をめぐる昆虫たち わたしの昆虫記  

矢島稔 著 川島逸郎 絵  偕成社   2005年9月発行    
                                                                                 

「この本がおもしろいよ」って教えてくれたんは、この本の挿絵を描いている川島先生や。

川島先生は、理科ハウスでスズメバチの巣を解体してハチのことをぎょうさん教えてくれはった。

あれを見た人はラッキーやったね!

話を本にもどすで。

樹液っていうのんは、木の幹(みき)の表面から出る汁のことやで。

この汁はみんなの好きなカブトムシとかクワガタとかチョウとかが吸いにくる大切なもんや。

汁は木の皮がやぶれてへんかったらでてけえへんやん。

木の皮は勝手にやぶれんのか、誰(だれ)かがやぶってるんか、それがなぞやってんて。

へえー、そんなこともわからんかったんかとびっくりするけど、自然の中に不思議なことは山のようにあって、そやのに調べる人がめちゃ少ないねん。

ボクトウガっていうガが関係してたんやけど、ボクトウガなんてはじめて聞く名前やろ。

そのボクトウガの幼虫は幹の中に住んでるんやて。

ほんで木の皮を食べんねん。

ほら、なぞがとけたやろ!

汁が出てる木を見つけたらよーく観察してみてな。

けど、まだまだ自然の中にはわからんことだらけや!

自然はほんまにワンダーランドやで!!


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3月・4月のほん

0.1ミリのタイムマシン 地球の過去と未来が化石から見えてくる  

須藤斎(いつき) 著  くもん出版   2008年11月発行


この本のページをパラパラっとめくってみ。

左上にけったいな絵が描いてあるねん。

これ、いったいなんやねん。

丸いのや、冠みたいのや、トゲトゲがついてるのんとか、どのページも全部ちがう絵やんか。

気になってしかたなかったわ。

答えが知りたい人は本を読んだらわかるで。

化石ていうたら恐竜だけやないんや。

三葉虫やアンモナイトともちがうで。

もっとちっこいのんもあるんやなあ。

ちっこい化石を調べるには顕微鏡が必要や。

一日10時間以上も顕微鏡をのぞいてることもあんねんて。

目が疲れそうやなあ。

著者の須藤さんは、化石をていねいに分類して、

新種のケイソウ (植物プランクトンのなかま) を 69種類も見つけはってん。

それが認められて北極の海底(かいてい)掘削(くっさく)の航海に参加することになってんて。

いくら若いゆうてもいろいろ大変やってんな。

研究っていうのんはこうやってやってまんねんっていうええ例や。

研究者になりたい人はこういう本を読んだほうがええで。


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1月・2月のほん

ライト兄弟はなぜ飛べたのか  紙飛行機で知る成功のひみつ  

土佐幸子 著  さ・え・ら書房   2005年4月発行


飛行機は空中で止まったら落ちてしまうねんで。

前に進まなあかんねん。

前から後ろへの空気の流れの中に入っているから、

ちゃんと空の上に浮いていられんねん。

(そやから、空中で止まることができるトンボは飛行機よりもすごい!)

そこんとこのしくみをわかりやすうに説明してくれてんのがこの本や。

一枚の紙を使って空気の流れについて実験できるようになってんねん。

簡単にできるで。

紙をほんのちょっと曲げるだけでいろんな飛び方をするんや。

びみょーやで。

飛行機を発明したライト兄弟は、自転車やさんや。

飛行機を飛ばす実験のために強い風が吹くキティホークという丘まで出かけてんて。

家から1000kmも離れてんのに。

すごい根性やな。

そんで1903年12月17日、260m、59秒間の飛行に成功したんや!

そのときの見物人は4人しかおらんかったっていう話もあるけど、なんでも最初にやるっていうことは大変やなあ。

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11月・12月のほん

わたしの研究 「どんぐりの穴のひみつ」  

高柳 芳恵・文 つだかつみ・絵 偕成社 2006年9月発行


アマチュアをなめたらあかん。

どんぐりの穴をここまで追求しはったんはすごいなあ。

しかもこんなにおもしろーに本にしてくれはってんや。

どんぐりに穴があいてんのは、ゾウムシがどんぐりの中に生みつけた卵が幼虫になって外に出てくるときにできるんやで、くらいなことは知ってたけど、ほんまはもっと奥が深いんやなあ。

自然の奥深さを教えてもろたわ。

ほんま。めちゃくちゃおもしろいやん。

ハイイロチョッキリっていう毛のはえた甲虫は、どう見てもイケメンとはちゃうけど、卵を産みつけたどんぐりのついている枝を切り落とすというものすごい賢そうな虫や。

穴を開けた後にお食事までしちゃうというところは、経済観念に敏感な大阪人の心を揺さぶってくれるなあ。

これからはどんぐりをもっとよー見やなあかんわ。

高柳さんは『葉の裏で冬を生きぬくチョウ』という本も書いてはんねん。

調べることの楽しさを充分あじわわせてくれはる。

子どもにはこんな本をぎょーさん読んでほしいなあ。

大学の先生らも負けんと上手に書いてーな。

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9月・10月のほん

「超能力番組を10倍楽しむ本」  

山本 弘・著   楽工社   2007年3月発行


これ、テレビ番組のヤラセの暴露本やで。

超能力を信じている人が読んだら「えげつなー」て言いたなるやろな。

子どものころ、こんな番組を見てたら、

母ちゃんが、「こんなん、うそにきまってるやろ。しょーもな」てゆうてくれた。

そやからこんな本読まんかて、テレビはうそをつくもんや、て知ってたで。

こういう本を書いて「うそでっせ」て言わんと信じてしまう大人も増えてんねんやろな。

超能力って流行る時代ってあるねんなあ。

石原純の資料の中に『千里眼実験録』(藤教篤・藤原咲平・著 大日本図書 明治44年発行)ていう超能力がほんまかどうか調べるための公開実験について書いた本があんねん。

世に有名な「千里眼事件」や。

超能力をもつ女の人がいて、念写ができるって有名になったんや。

東大の心理学の先生や京大の医学部の先生らが信じて大きな騒ぎとなった事件。

超能力についてはいまだになんもわかってへんのんやで。科学的にな。

科学的に証明するていうのはほんまに大変なんや。

科学者は疑うのが仕事やねん。

そやから嫌われるんやな。

夢がないとか言われるけど、真実を知りたいだけやねんで。

ほんま。

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7月・8月のほん

「ダーウィンのミミズの研究」 たくさんのふしぎ傑作集 

新妻昭夫・文 杉田比呂美・絵 福音館書店


ダーウィンてゆうたら「進化論」でちょー有名やん。

けど「ミミズの研究」をした人としても有名やねんて。

知らんかったなあ。

40年以上も研究してんて。

ようあきひんなあ。

びっくりや!


それよりもっとすごいのはミミズや!

土をつくるんや。

土とゆうても、それはミミズの糞やで。

ダーウィン先生の調べたのでは、29年間で深さ17.5センチメートルもつもってん。

1年間にしたら約6ミリメートルや。

いったいミミズは何匹おったんかな。

ダーウィン先生は1881年に死んでしもたけど、

その後100年以上たってるやろ。

その実験してた場所はどうなったんかいな、と思たんがこの本を書いた新妻さんや。

イギリスのダーウィンの家まで行って、土をほり返してみたんやで。

これもすごいことやな。

その結果を知りたい人はこの本、読んでな。


ミミズの糞は、理科ハウスのトイレにも展示してるからよう見てや。

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5月・6月のほん  

「宇宙への秘密の鍵」  

ルーシー&スティーブン・ホーキング著

さくまゆみこ訳 佐藤勝彦監修 岩崎書店


「ハリー・ポッター」シリーズみたいなハラハラドキドキもんの冒険物語やで。

おもろいからあっというまに読めるで。

この本を書いた人は、かの有名な宇宙理論物理学者、スティーブン・ホーキングとその娘さんのルーシー・ホーキング。

ホーキング博士は、いつも子どもらからブラックホールについてさんざ質問されるんで、

専門用語を使わんと説明するのにこの本を書いたんやって。


主人公ジョージの親は、「科学や発見が生み出した文明の利器が地球を汚している」と思うてて、

そういうもんは使わんと暮らしていかなあかんと思ってるんや。

そやから、ジョージの家には、洗濯機も電話もあらへんし、灯りはろうそくやねん。

ジョージがほんまにほしかったんは、コンピュータやってんけど、こんな親やから、言われへんねんなあ。


隣の家に住んでるアニーとその父エリックは正体不明の変わりもんや。

アニーの家でジョージが見たんは、しゃべるコンピュータ「コスモス」。

このコンピュータはただもんやない。

宇宙への扉をだせるんやで。

ほんで、アニーのせいでジョージはいっしょに宇宙へ飛ばされてしまうねん。

宇宙へ行ったら土星とか木星とか見物するんやけど、地球に帰れへんようになってしまうねん。・・・・

あとはあこの本読んでな。


この本はフィクションやけど、物語の中にちりばめられた宇宙の写真や解説がわかりやすく書かれているので、

そういうことをちゃんと知りたい人におすすめや。


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